2012年06月16日

茶碗の現代芸術

茶碗の現代美術
-国際招待作家による-

The Contemporary Art of Chawan
- An International Invitational -

のテーマで、

6月28日(木)〜8月17日(金)
ニューヨーク
Cavin-Morris Galleryにおいて茶碗展が開催されます。

招待作家名

John Benn, Richard Bresnahan, Peter Callas,
Tom Charbit, Woong Taek Choi, John Dix, Paul Drapkin,
Judith Duff, Robert Fornell, Gyozo Furuse, Lisa Hammond,
Shigemasa Higashida, Chuck Hindes, Osamu Inayoshi, Ki Bong Jeong,

Kentaro Kawabata, Sun Sik Kim, Young Sik Kim,
Ryoji Koie, Lucien Koonce, Derek Larsen, Jung Hwan Lee,
Kang Hyo Lee, Rick Mahaffey,

Touri Maruyama, Hideo Matsumoto, Shozo Michikawa,
Richard Milgrim, Young Ki Min, Dan Murphy, Soon Taek Oh,
Toshio Ohi, Takao Okazaki, Reid Ozaki, David Pike,

Phil Rodgers, Tim Rowan, Tae Kwan Ryu, Akira Satake,
Steve Sauer, Jeff Shapiro, Fumio Shimada, Wasaburo Takahashi,
Yoh Tanimoto, Kai Tsujimura, Shiro Tsujimura, and Mike Weber.

会期が長いので(約二か月)他の茶碗も送ろうと思っています。

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2012年04月13日

2012聞慶伝統茶碗国際交流展

昨年に続き今年も韓国聞慶市から、「聞慶伝統茶碗祭り」の国際交流展に公式招待されました。

今年は、私は、ワークショップに加えコンペティションへの出展要請もありました。
聞慶市からの招待は、私にとってとても光栄なことであり、うれしく思います。
総計27名の世界の陶芸家が聞慶市から招待されました。

聞慶市からの公式招待状
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聞慶の陶芸家のみなさんと再会できることが何よりうれしいです。
そして、あの美しい高麗茶碗や高麗青磁、粉青沙器を博物館を再訪し拝見することもワクワクします。


帰国時には、ニュージーランドから今年も招待されたエレナ・レンカーが日本に一週間ほど滞在するので
数日は、おつきあいし、日本にある素晴らしい陶磁器を見るために、東京で数カ所の美術館を案内するスケジュールをたてています。(エレナの作品はオンラインショップ・Gallery陶李でも紹介しています。)

2012年/聞慶市から招待された世界各国の陶芸家一覧

日本 菊地勝太郎
日本 丸山 陶李

N. アイルランド Adam Frew
南アフリカ Andrew walford

USA Craig Edwards
USA Douglas Black
USA Fergus Stewart
USA Jeff Brown
USA John Baymore
USA Lee love
USA Tom Decker
USA Michael Alan Martino
USA Stephanie young

オーストリア ROLAND SUMMER
オーストリア Stefan Schwarz
オーストリア Matthias Kaiser

イスラエル Shamai Gibsh
ポーランド Mateusz Grobelny
デンマーク Anne Mette Hjortshøj
中国 Lui Xiao Yu
フランス Patrica Cassone
イタリア Antonella Cimatti
ニュージーランド Elena Renker
ニュージーランド Elise Bishop
スイス Rebbeca
スイス Genevieve Meylan
トルコ Dicle Oney

昨年2011年の開会式・式典の一コマ
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2012年04月11日

The Show of CAVIN-MORRIS GALLERY

ニューヨークのCAVIN-MORRIS GALLERYの取扱い作家となって初のショウが、
1月から3月まで、メトロポリタン・サンフランシスコ・ニューヨークの三箇所で開催されました。

ショウの様子を、CAVIN-MORRIS GALLERYのオーナーが撮影してくださいましたので、
数点、紹介させていただきます。

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2012年02月24日

陶芸体験講座(無料)の御案内

今年の四月から、「よみうりカルチャー(読売日本テレビ文化センター)」柏の全講座が、
柏駅前の「そごう」11階に移転します。(12階はレストラン街です)。

四月の移転リニューアルを記念して、
三月から一か月間、柏そごうでは、様々な「よみうりカルチャー」の講座体験を企画してくださいました。

私の担当している「癒やしの陶芸」では、★無料陶芸体験講座が開催されます。
・3月3日(土)と3月17日(土)の二回、午後2時より3時迄、
・先着(予約可)で各回8名様が無料で陶芸講座を受講いただけます。
・当日の会場は、柏そごう8階の「おしゃれステージ」です。


なお、3月1日より一か月間の予定で、柏そごうに8点の私の作品が展示されていますので、
ご覧頂けましたら、幸いです。
(鼠志野2点、陶漆作品1点、縄文土笛2点、搔き落し扁壺1点、大井戸茶碗「聖寵」)。

四月からは、受講生の作品と私の作品を交えて、柏そごう6Fの展示場で、展示があります。

機会がございましたら、お立ち寄りいただきますよう、御案内申し上げます。

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大井戸茶碗「聖寵」

※四月から、「よみうりカルチャー」の受講生の皆さんの受講日駐車代金が2時間無料となります。
 あわせて、「そごうミレニアム会員」はプラス1時間、駐車代金が無料となります。
 両方の特典を生かすと、3時間は駐車代が無料となります。



posted by 丸山 陶李 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年11月29日

CAVIN-MORRIS Gallery

先日のブログでも紹介させていただきましたが、
ニューヨークの陶芸ギャラリーとしては老舗であるCAVIN-MORRIS Galleryのウェブサイトに
私の作品が紹介されましたので、お時間がございましたら、どうぞご覧くださいませ。

http://www.cavinmorris.com/home.html

上記URLの作家リスト、中央下から四段目にTouri Maruyamaと掲載されています。
私の名前をクリックすると、先日お送りした作品をGallery専属のカメラマンが撮影した
作品画像がご覧いただけます。

作家リストを見るとお分かりですが、日本の陶芸家、それも第一線で活躍なさっている方々ばかりです。
CAVIN-MORRIS Galleryでのご紹介は、私にとっても大変光栄なことと感じます。

現在、物書きもなさっているオーナーが、私の作品についての文を書いてくださるという連絡をいただいています。どのような感想を伺えるのか、楽しみにしています。

私のウェブサイト内「個展案内」にもすでに掲載しましたが、来年2012年一月から三月まで、CAVIN-MORRIS Galleryが出展する、サンフランシスコ・メトロポリタン・ニューヨークのアート・ショウで、私の作品も紹介されます。

ここ一週間、家の工事を切っ掛けに、家中の大掃除をしました。
たくさんの廃棄物を処分し、ようやくすっきりしました。
気が付けば、クリスマス・カードと年賀状の準備の季節。
街中にはポインセチア。

小さなポインセチアの小鉢を購入し、窓辺に置いてみました。

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posted by 丸山 陶李 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年11月13日

ニューヨークへ-2-

昨日のブログの「オマケ」編。
ニューヨークへ-2-

今まで、海外への作品発送も数多く、梱包には念には念を入れてきたけれど、
今回、ニューヨークへ作品を発送し終え、ホッとしたのもつかの間、
ギャラリーから到着の知らせと共に、『「井戸盃」が欠けているがどうしたものか?』
というメールが入りました。

「少なくとも茶碗を一碗、他の作品を3-4点を送って欲しい」とのオーナーのご要望に応え、
また、その後、「代表的な作品を」ということでしたので、販売せずに自分の記録として
残しておいた「井戸盃」を一点も含めて、ニューヨークに作品を発送したのでした。


6点を焼成し、そのうち4点は、韓国・聞慶市で千漢鳳先生、金事務局長、愈教授、頭洞里資料館へと贈呈し、1点は3月11日の大震災で転がり落ちて欠けてしまったので、残る1点だった。
この一点は、胴中央部に窯傷が入り、漆で補修したが、一番気に入っていた梅華皮のでた井戸盃だった。
窯傷が出たので、売り物にはならないことが却って手元に残す一点として選ばれたように思えていた。

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上の画像二点が、ニューヨークへ発送する直前に撮影した「井戸盃」。

そして、ニューヨークで開梱されて、「欠けている」と送られてきた画像は、こちら。
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日本から日本郵政のEMSで発送。その際+αの金額を支払って保険にも加入していた。
手続きも日本側とアメリカ側からの二カ所で「破損」として書類を書くことになり、
最終的には、日本に返送(無料)してもらうことにした。

どうも、腑に落ちないのは、桐箱に入れて厳重に梱包したのに、一緒に送った大皿(桐箱なし)は大丈夫だったのに、何故、このような破損が生じたのかしら?ということだった。
欠けの状態を写真で見ると、桐箱から出して落としたように直感したのだが、果たしてどうだろう。

その後、ニューヨークのギャラリーとiPhoneのskypeで、通話時間01:03:56で通話料金176円(プリペイドで)という有難いskype料金を確認し、ショックは薄れたが・・・(笑)。

日本に戻ってきたら、漆で補修してあげようと思う。
やはり、この「井戸盃」は、私の手元にあることが運命なのかもしれないと感じた。




posted by 丸山 陶李 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年11月12日

ニューヨークへ-1-

今年4月に、ニューヨークのCAVIN-MORRIS GALLERYから、

" I was wondering also if you might be interested in showing some of your work in my gallery in NY.
My website is www.cavinmorris.com but this weekend I will have a new studio ceramic website also.
I like your work very much and feel it would look good in New York.
We would be honored to represent you."

と、声をかけていただいたのが契機となり、
また、CAVIN-MORRIS Gallery で、一緒にグループ展に参加するメンバーを伺うと(取扱作家)、
以下の作家の皆様とご一緒とのこと。

Ryoji Koie, Yohei Nishimura, Kei Tsujimura, Yui tsujimura, Tim Rowan, Jeff Shapiro, Kato takahiko, Uchida, Akira Satake, Takashi Nakazato,....others.

ちょうど、四月末に「聞慶国際伝統茶碗祭り・国際交流展」に旅立つ直前のお声掛けであったため、
うれしく、光栄なお誘いにお礼を申し上げて、私は韓国に旅だったのでした。

帰国後の6月、再び、オーナーから連絡があり、6月と10月のグループ展に参加してほしいと仰った。
7月に再び韓国を訪問する予定になってしまい、6月のグループ展は無理なので10月には参加させていただきたい、とお伝えした。

今日、正式にコンサイメント契約に署名をし、作品も既にニューヨークのギャラリーに到着しました。
来週には、CAVIN-MORRIS Galleryのウェブサイトにも掲載されるとのことでした。


特に、私の茶碗を紹介したい、という意向を伺っていますので、これからも茶碗の制作に力を注いでいくつもりです。

ニューヨーク、マンハッタンでは、陶器を扱うギャラリーが二つしかないとのことでした。
老舗のCAVIN-MORRIS GALLERYとの契約(常設作家として)は、
私の作品のニューヨーク・デビューでもあります。

4月に声をかけていただいてから、私の都合で11月にまで契約が遅延してしまいましたが、
さっそく、来年1月から3月まで、CAVIN-MORRIS GALLERYが出展する、メトロポリタン・サンフランシスコ・ニューヨークと三つのアートフェアに私の作品も展示されます。


2011年私の誕生月でもある11月に、正式に契約が成立したのも、時のはからい、でしょうか。

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CAVIN-MORRIS GALLERYに到着した私の茶碗。
他に、鼠志野(菓子皿等)と縄文土笛もお送りしました。

積極的に「売り込み」も一切しない、営業が苦手(土作りから作るので精いっぱい)な私ですが、
今まで、どこからか声をかけていただき、様々な国と人々との出会いがあったことは、恵みとしか
思えません。
posted by 丸山 陶李 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年10月31日

丸山陶李2011PV


(4分18秒)
これから、BGMを入れるのですが、ガンバの演奏を提供してくださる友人にお願いしてみました。

こちらは、従兄弟の声楽家・内田忠行の演奏「丹沢」です。
「丹 沢」(清水重道作詞/信時潔作曲/独唱 内田忠行)


たまに私の作品や撮影した花々が登場しております。

posted by 丸山 陶李 at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年09月24日

秋晴れ

茶碗ばかり、100碗を天日干し。
秋晴れだ。

雨降れば、土を熟成し
陽降り注げば、土を乾し、

汗も涙も、すべてが混交され、
炎の中をくぐる日を待つ。

まるで人生の如く
土は寡黙の内に、すべてに耐える。

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posted by 丸山 陶李 at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2011年05月27日

蹴轆轤な日々

韓国・聞慶市の「聞慶伝統茶碗祭り・国際交流茶碗展」での感想。

聞慶の地元陶芸家たちは、この茶碗祭りに出展するには、厳しい制約を課せられている。

1.聞慶で制作して三年以上であること。
2.聞慶伝統のマンデンイ窯(登り窯)で薪窯焼成をしていること。(ガス窯や電気窯で焼成している陶芸家は、この時点で出展できない。)
3.茶碗を制作していること。


インターナショナル茶碗交流展に招待された作家にも、制約はあった。
1.茶碗を制作していること。
2.書類(茶碗・作品画像を含む)選考による審査。


昨年・おととしと二年連続で日本から出展した菊池勝太郎氏は、信楽と三島、黄瀬戸の作品をメインに作陶なさっており、洞爺湖に窯を構えている。氏の陶房にもお邪魔したことがあるし、同じギャラリーに作品を納品していた関係で、よくお目にかかった方である。菊池氏の作品は完売で、地元の陶芸家たちよりも売上が上回ったということを、毎年日本人の作家の通訳をしていらっしゃるボランティアさんから耳にした。

私は、何かわからないが、初日から肌で聞慶市関係者や地元陶芸家たちから、日本の作家への熱いまなざしを感じていた。

10日間あまり、毎日、地元陶芸家や招待されたインターナショナル陶芸家たちと親睦を深める中で、二、三感じることがあった。
まず、海外から招待された陶芸家たち。フェローの称号を与えられている陶芸家から、各国で後輩の指導にあたる教授クラスの陶芸家ばかりだ。年齢もそれなりに「若手」とは言えない熟年陶芸家がほとんどだった。

海外では、釉薬の研究と薪窯焼成にかなりの重点がおかれているように見受けられた。
美しい釉薬と美しい完璧なフォルム。
ひとつひとつの作品からは、存在感も感じられるし、立派な作品だと思うものが多かった。

決定的なことは、「茶碗」としての「手とり」「土味」が全くと言ってよいほど、無視されていた。
土さえ変えれば、「茶碗」としての命も息吹を感じられるものになるだろうに、と直感するものが多かった。

とにかく「重い」。ある意味、「茶碗」の形をとった「オブジェ」にようにも思えた。

中には、手とりも土味も、良い茶碗もあった。所謂「アメリカ志野/Western style Shino」の真っ赤な作品、それなりに良いのだが、日本の志野の味わいには、程遠い。「別物」だと思った。茶陶としての感性が相当違う。この点は、伝統や文化の背景からすれば、致し方がないのだろう。海外での「志野」の人気は爆発的だ。しかし、原材料の違い、茶碗への認識の違いから、私の大好きな志野の風合いとは似て非なるものだった。

このあたりのことについては、土を生かし共存していこうという日本の陶芸家に大して、海外では土を制服して表現する美とでも言おうか、大きな違いが存在していた。日本の陶芸も昨今は種種雑多の表現が見られるようになっているので、良し悪しというよりも、好みの問題だろう。

ただ、「伝統茶碗」というテーマに関して言えば、「茶碗」の精神的バックグラウンドがないまま茶碗を作陶しているということには、違和感を感じざるを得なかった。

ルームシェアしたイスラエルの女性陶芸家に、「茶碗には宇宙があり、人間の魂が垣間見られる。精神的な世界が茶碗だ。」という話をベッドにもぐりこみながら話した時、彼女は「ヨーロッパの陶芸家は、そういうことを全く考えていない。その話を他の陶芸家にもしたら、勉強になると思う。私たちは茶碗の精神的背景を全く知らないから。」と言った。

会期中、午前中には著名陶芸家や古窯跡、芸術家や博物館を毎日訪問するスケジュールだった。とても勉強になった。行く先々で、古い陶磁器や手にいれた陶磁器の良し悪しに関して、皆、次第に私に鑑定(?)を依頼するようになって行った。(笑)。

午前中、聞慶作家の陶房を訪問した時のヒトコマ。
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茶碗を作ろうと思う陶芸家は、まず「土」選びから始めるだろう。
それほと、茶碗において「土味」は大切なモノでもある。
その「土味」をまったく考えずに茶碗を作るというところに、西洋と日本の陶芸に対する、茶碗に対する感覚が違うということが最大の相違だった。


海外は海外で、さかんにワークショップも開催され、釉薬の研究も凄まじい勢いである。化学的な計算による調合にも軍配があがるだろう。

私のように、天然の灰、天然の材料、土味を生かした単純な茶碗作り、それは聞慶の陶芸家たちにも失われつつあることだった。聞慶の陶芸家のほとんどが、市販の土を用いている、自然灰の美しい流れ(特に粉青沙器や高麗青磁)を伝統的に受け継いで行こう、という点が失われつつあり、残念だったことのひとつである。

聞慶の陶芸家の中にも、若手・中堅の方で、味わいのある茶碗をつくっている方がいた。
やはり、土を吟味し、灰釉の美しさを知っている方だった。

粉青沙器の美しい灰釉の色が、現代作家のどこにも見ることができなかったのも残念なことだった。

地元、聞慶陶芸家による蹴轆轤のコンペティションも開催された。
電動ロクロを主に利用している陶芸家は苦戦していた。
大壺を蹴轆轤で一気に挽き上げる実力、轆轤の技術、さりげない李朝の蒼華や鉄絵。本場ならではの素晴らしい技術をたっぷり拝見した。
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しかし、今回の招待、旅については、先輩陶芸家のみなさんから学ぶこと多く、また古窯跡や博物館などでも、収穫はたくさんあった。収穫したことを身に取り入れるべく、帰国後、土に向かっている。

帰国後、一番の大きな変化は、電動ロクロを使わなくなったこと。
毎日、茶碗を蹴轆轤だけで挽いていること。
これも収穫のひとつでしょう。

私のブースでの販売は、土味を全面にだしたぐい呑みや盃は完売でした。
初日から、粉引や鼠志野のぐい呑みは、私がいない間に売れてしまい、作品の写真を撮影していなかったので、後の祭りです。。。
最終日に、目をつけていた作家のブースに人々が訪れます。
そして、一気に作品は人の手に渡っていきました。

興味深い結果が一つ。それは、筒茶碗の形は韓国ではご飯入れの形であり、茶碗としては全く人気がありません。高麗茶碗の伝統を再現しようと茶碗に並々ならぬ力を入れて伝統を次世代に引き継いで行こうとしている聞慶では特に、高麗茶碗の形が好まれている。筒茶碗を持ってきた海外の陶芸家は販売には苦戦しておりました。

伊羅保では有名な作家さんの茶碗、見込み。この茶碗が欲しかったけれど、手がでませんでした。。。
小さな一輪挿しを思い出に購入し、茶碗は写真だけ撮影させていただきました。
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土味をさらに生かすために、蹴轆轤で挽いた茶碗や小壺(昨晩挽いたもののみ)。
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posted by 丸山 陶李 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連