2006年07月09日

芸大窯焚き終了

今朝4時。
予定通り、穴窯の火を止めました。
合計80時間の窯焚きでした。

中盤、温度が上昇しなくなってから、先生も窯職人さんも口をはさまず、
最後まで、院生五人で頑張りました。

二日間1100度から1200度を行ったり来たりしていましたが、
終盤は、よく炎や熾きの状態を見ながら、ダンバー調節、空気の取り入れなどにも、気を配ることができるようになり、1250度を越える焼成になりました。

みんな確実に、この穴窯を焚くことで、炎の声を聞き判断できるようになったのが、見ていてもわかりました。

ゼーゲルコーンは、10番は動かず、9番半倒、8番完倒でした。
本日の午前一時と、三時過ぎに二回、「色見」を取り出したのですが、
80時間の焼成時間なりに、灰も被り、熔けて自然釉となっていたと思います。

通常、ビードロが流れるような自然釉の焼成では、一週間から10日間も窯焚きしますから、80時間で、しかも目標最高温度(1300度)でのネラシよりも、1100度から1200度でのネラシ時間が圧倒的に多かったことを、省みても、
予想のつく状態だったとも思います。

ただ、窯出ししてみないと、今回の穴窯では、煙道に近い後ろの作品に、どんな灰の被り方をしているかな?と言う事です。色味は最前列に置かれたものでしたから、これだけは窯出ししてみないとわかりません。かなり、引きが強い窯でしたし、勾配もありましたから、灰がどんどん煙道に向って勢いよく流れていったかもしれません。

ススだらけになり、最後に道具土で窯の目張りを終えた院生さんたちを見て、80時間の焼成でも、この薪窯で学んだことは、身に付いた貴重な経験となるだろうなぁ、と思いました。

最終日には、N先生も、M先生も、A先生もいらして、黙って院生の焼成ぶりを見守っていらっしゃいましたが、たまに飛び出すジョークに大笑いすることもあり、芸大の先輩・後輩の良い関係を拝見し、陶芸家の個展前の窯焚きのような、ピリピリした空気も一切ないので、私にもありがたく、良い体験でした。

N先生の「徳利」を色見に引き出すM先生です。
よくまあ、細い徳利の口に鉄の棒を入れられたものだと、皆(M先生自身も)感心しました。


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火止め近くの煙突からの炎の状態。

g9-4.JPG



ダンパーを閉める前に、焚き口や色見穴などを道具土で密閉する作業をする院生の皆さん。

g9-24.JPG



私も、一日のうちに数時間でしたが、五日間、毎日通わせて頂き
今回の窯の焼成を体験させていただけて、本当に感謝でした。
現在、こうして思いっきり薪窯を焚けるという状況自体が難しくなっています。その意味からも、取手に偶然移転して、穴窯の焼成に参加させていただいたこと、ありがたいことでした。
皆さん、お疲れ様でした♪
窯出し(13日・木曜日)が楽しみです。



posted by 丸山 陶李 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連
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