2006年06月21日

宋胡禄

宋胡禄(スンコロク)とは・・・

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

宋胡禄(すんころく)とはタイのスコータイ県、サワンカローク周辺で作られる陶器に対して言われる。「宋胡禄」の語自体は産地である「サワンカローク」の音訳である。元々は、素焼きの器に、白化粧をし多少の飾り絵を描いたものを言ったが、後に意味は拡大されタイで産出される焼き物すべてを指すようになった。歴史は、13世紀頃にラームカムヘーン大王が中国から陶工を呼び寄せ生産に成功した。14世紀〜15世紀頃には輸出ように頻繁に作られ、中国人の商人によって日本へ持ち込まれた。日本では茶器としてつかわれ、茶道が普及し始めた戦国時代から注目を集めて、江戸時代には茶人に広くもてはやされた。

ベトナムの安南焼とともに、茶人から愛されてきたタイの陶器です。

今日は、先日収穫した梅の実を「梅の甘酢漬け」したものが食べ頃を迎えているので、手土産に持参し、東京の教会までドライブ。

教会の入口で、私の目に飛び込んできたのは愛らしい陶器の双耳小壷。
モミ灰系の灰釉が生掛けされ焼成されたもの。

お話をしているうちに、タイの陶器を三点拝見させていただいた。
いずれも訪問された現地で購入された古陶の宋胡禄。

入り口の、モミ灰系の双耳小壷。
褐釉と、ワラ灰釉の二色を大変面白く掛け分けてある「朝鮮唐津」を
連想されるような双耳壷。
そして、李朝の鶏龍山系の鉄絵陶器を連想させるような白釉が施釉された花瓶。の三点です。

私が、目を輝かせて見ていたのか・・・(汗)。
その中の花瓶を一つプレゼントしていただきました。

良いモノを見せていただいただけでも、勉強になるし
ありがたかったのに、貴重な思い出の陶器を頂戴してしまったのです。
感激・・・。

東南アジアの陶器を紹介しているある古美術商の方の言葉が、
今日、拝見させていただいた「宋胡禄」の魅力を余すところなく伝えていると思いますので、引用し紹介させていただきます。

『一見地味な焼き物に見えますが、
 それぞれに古きものの奥深さ、重みを
 手の肌で素直に感じとれるものばかりです。

 今の世の中、人も物もやたらけばけばしく飾り付け、
 外見でしか見られないような気がします。
 心と心、心と物の結びつきはもっと純朴であっていいと思います。
 私はそんな純朴さのある人々と出会い、物とも出会いました。
 気にいった古陶にめぐり合い、手に触れじーと眺めていると、
 昔の人々のやさしさや、
 たくましさが伝わってくる感激はたまりません。』

今日、プレゼントしていただいた「宋胡禄」の花瓶。
15〜16世紀のものです。

中国の陶工たちを呼んで王が作らせたというだけに、
中国陶器(特に磁州窯)、そして李朝の銹絵(さびえ・・鉄絵付けのもの)に
つながっていると感じるのは、私だけではないでしょう♪

sunkoroku0621.jpg


posted by 丸山 陶李 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 高麗・李朝
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