2007年10月27日

スパイラル

かつての個展で発表した”Future”は、未来へ向けて歩みはゆっくりでも、少しずつ上昇しているんだ、という事を表現した作品でした。

発表時の皆さんからの反響も嬉しいものでしたが、思考を表現しメッセージを発信できる仕事として陶芸を続けてきて良かったと表現者としての自分の存在を嬉しく思ったものでした。

”Future”
future-ca.jpg

この作品のテーマとなったのは「スパイラル」です。
未来へ向けて、少しの振り返りと後退がありながらも、私達の歩みは、上昇を続けているんだ、と信じて行こう・・・そんな事を考えつつ完成した作品でした。

私の生徒の一人が今、本当にゆっくりと病と闘いながら陶芸を楽しんでいます。この一年の進歩は目を見張るものがありました。病との闘いの中で、陶芸やオカリナの音に少しでも癒され、自信をつけて再起することを、私も陰ながらいつも祈り続けています。

鬱病・・・この病の恐ろしさを私自身も身近に、そして自分自身も体験しました。焦らずゆっくり行きましょう・・・と。
今の時代のスピードに逆行するようであっても、必ず回復することを信じています。

その生徒さんが、一生懸命段取りして準備してくださった窯焚きには体調不良で参加できなかったのですが、窯から出てきた作品は、まるで炎から祝福されているかのように、素晴らしいものでした。

ようやく、その生徒さんの手元に先日の窯出し作品が届いたようです。ブログに綴った一字一句を凝視しながら、「自分の目」で、自分の作品を冷静に見つめる目も育ってくれていることがわかり、本当に嬉しく思いました。

スパイラル!未来に向けて、上昇志向でゆっくりと回復されることを祈っています。陶芸家として、生徒の成長を見る事、見守っていきたい、そして一緒に歩んでいきたいと思っています。

こちらが、生徒さんのブログです。
posted by 丸山 陶李 at 20:47 | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品
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