2013年01月04日

井戸茶碗一考察・釉掛け

井戸茶碗の釉掛けの最中にワンショット。
以前、代がかわってからの熊谷陶料さんから電話をいただき、
会話の中で「釉掛けは、どうやってたんだろう?」とご質問があったのですが、

私は、
「粉引の火間(掛け外し)ができるやり方と同じです。」
とお答えした。

多くの高麗茶碗、実物を見れば納得できることかと思います。
見テ知リソ知リテナ見ソ。
最近、この思いを深くしています。


釉掛けは「生掛け」。
この写真のように指で茶碗を掴み、釉薬を生掛けする。
(素焼きしてある茶碗なら難なく掛けられますが、生掛けだと下手すると崩れます。)
指跡が残っていない井戸茶碗は、このようにワシ掴みして釉掛けしています。
茶碗の正面に口縁から釉ダレができます。

井戸茶碗の多くは高台に指跡が残っていないのは、この釉掛けのやり方だからです。

「素焼きしてある」というのは頭洞里の古窯址に素焼きされた陶片がたくさん落ちていたからだと思いますが、黄瓷の流れを引くものが井戸茶碗の源流であるとすると(古陶磁の調査資料等には、黄瓷の焼かれた民窯云々・・・とあります。)井戸茶碗に関しては伝統的な黒釉と同じく「生掛け」であったと思います。

年寄りの赤く腫れた手など晒したくないのですが(笑)、
たまたま、釉掛けをしていて井戸茶碗に「火間」ができてしまったので、
ブログにアップします。

namagake046.jpg
posted by 丸山 陶李 at 16:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 井戸茶碗
この記事へのコメント
あけまして、おめでとうございます。

お正月から、全力疾走みたいですね。

陶李井戸の完成を期待しています。

こちらも、何かお眼鏡にかなう原料をみつけに

山中を歩き回ります。

今年も宜しくお願い致します。


Posted by 熊谷陶料 at 2013年01月06日 08:13
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