2007年08月26日

魚屋茶碗「銘 かすみ」

この魚屋(ととや・斗々屋)茶碗「銘 かすみ」の画像を拡大してみて思ったこと。

この茶碗は「黄化粧」をしてから高台脇を削っている。

この茶碗を作った陶工は、黄化粧した茶碗を見て高台脇と畳付き上を一削りしようと考えたのだと思えてならない。

化粧して少し乾燥した状態で(つまり胎土が堅い状態)で削ると、この画像のように、ささくれ立つ。

ささくれの上の部分をよく見ると黄化粧された色がわかるし、削られて出てきた胎土の茶色が見える。

そして黄化粧だけでなく、生掛けで釉薬も掛けてしまってから、この高台脇を削っていると思える。

CA330091.JPG

何にでも通じる事だろうけど、発想の転換は思考を柔軟にしてくれるが、李朝の陶工の美意識と大胆さ、そして発想の柔軟さには感服!

私が、こう考えたのは、昨年、黄化粧土を調合し、それを赤土に掛け、その上に、長石釉を掛けて焼成したものが、斗々屋の発色をしているからだ。
参考までに、陶李塾の塾生さんも、黄化粧土を掛けてテストピースを作成しているので、その画像を添付してみます。画像の左は白化粧、そして右が黄化粧です。

DSCF1127.JPG

私の黄化粧土の調合を公開すると、
・カオリン 2000グラム
・黄土 550グラム
・ガイロメ 300グラム
・水5g
もう少し、黄土の配合率を増やしても良いかもしれないです。
posted by 丸山 陶李 at 02:43 | TrackBack(0) | 高麗・李朝
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/5207617
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック