2011年10月13日

カラスウリ

ある日、夕暮れ時の散歩道。
森の鎮守の一角に蔓性の植物がからんでいるのを見た。

夕暮れの中で、パッと目を惹く白い花。
切り刻まれたような複雑な花びら。
「美しいな」と思った。

足を止めて、これは何という名の花なんだろう?
と、白い花を見つめていた。

秋の気配が深まり、森の鎮守の一角に、
燃えるような朱の実を一つ見つけた。

カラスウリだ。

ああ、あの白い花はカラスウリの花だったんだ。
あの白い花が朱の実をつけるなんて想像できなかった。

9月に窯出しした志野は無地の白志野にこだわっていた。
そこにカラスウリの朱が一筋射してくれたら・・・。

白いカラスウリの花を見てから数年、
今年、我が家の庭にある梅の木に、ポッと朱がさしているのを見つけた。
一粒だけの朱の実。

庭に降りて、側に寄ると、すでに枯れかけたカラスウリの蔓が目にはいった。
枯れかけた蔓に朱のカラスウリが一粒。
この花がここに咲いていたのを見逃したのが惜しかった。

実の朱はパッと目につくが、おそらく白い花一輪は、そっと夕暮れに咲いていたのだろう。

結実したカラスウリを白志野にアレンジした。
今年の秋の思い出に。

karasuuri 005s.jpg
posted by 丸山 陶李 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 志野・鼠志野
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48468340
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック