2011年10月04日

十字架が現れた大井戸茶碗「聖寵」

丸山陶李が初めて公開する大井戸茶碗 銘 「聖寵」です。
窯焚きでは、攻め焚きの際に「薪」を用いて焼成しました。
窯出し後、茶碗の正面に「十字架」が釉弛れで現れているのを見て、
やはり私の作品は「神様との共同制作だ」との感慨を新たにいたしました。

「ナザレのイエス」の銘にしようかと考えたのですが、
十字架を現してくださった神の技を思い「聖寵」といたしました。

今日は、アシジの聖フランシスコ帰天祭です。
聖フランシスコは、十字架を「T(タウ)」で表しました。
大井戸茶碗「聖寵」に現れた十字架も「T(タウ)」のようにも見えます。
私も在世フランシスコ会で誓約をたててから、何十年経ったでしょう。
聖フランシスコの帰天祭を迎える夜は、月を眺めるのが習慣になってしまいました。
今夜の月を眺めて祈りながら、そっとこの茶碗を奉献したいと思います。

オンラインショップ"Gallery 陶李"で紹介させていただきました。

2011年10月1日 窯出し
口径 15-15.5cm
高さ 8.5cm
高台径 5.5cm
重さ 375g

正面
大井戸茶碗「聖寵」

正面伏せた状態
大井戸茶碗「聖寵」

高台と梅華皮(カイラギ)
大井戸茶碗「聖寵」

高台
大井戸茶碗「聖寵」

見込み
大井戸茶碗「聖寵」

※拡大画像は、各画像をクリックすると表示されます(別ウィンドウ)。

水にくぐらせると、パアーッと水を吸い込んで、
水を吸った部分から雨漏り状態になり、
全体が枇杷色に変わっていきます。
以下の画像は、水をくぐらせた画像です。

mizu-ido.jpg

mizu-ido-syomen.jpg

手馴れして育つのが楽しみです。
posted by 丸山 陶李 at 11:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 井戸茶碗
この記事へのコメント
「聖寵」。神の慈しみを受けた茶碗なのですね。
井戸茶碗造りに精魂を込めてこられたそのご褒美
として窯の神様が共同制作してくださったのでしょう。昨日のブログに掲載された古井戸茶碗もとても気品に溢れ、井戸茶碗としての格を持っている作品と感じました。味のある良い茶碗ですね。
一歩一歩、確実に目標に近づいてこられたなと感じ入っています。益々ご精進を重ねられ、更なる高みを目指して頂きますようお願い申し上げます。
神の愛を感じられ、ご納得のいく作品に仕上がった「聖寵」の焼き上がりを、まず以てお祝い申し上げます。
Posted by 吉田実 at 2011年10月04日 12:44
毎回、窯出しの毎に何かをしてくださる神様に、微笑んでしまいます。
いつも、見守っていただき、応援してくださって有難うございます。
「聖寵」の十字架は、私にとって皆さんに感謝の十字架かもしれません。
これからも精進して参ります。
Posted by 丸山陶李 at 2011年10月04日 12:59
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