2011年04月13日

聞慶国際伝統茶碗フェスティバル公式招待状

Touri Maruyama-ssize.jpg

4月11日に韓国・聞慶(ムンギョン)市より、「聞慶国際伝統茶碗フェスティバル2011」の公式招待状が届きました。

世界各国より20名の陶芸家が招待されて、出品します。
聞慶といえば、豊臣秀吉が朝鮮出兵し、俗に「茶碗戦争」とも呼ばれていますが、この聞慶からも多くの陶工が日本に連行されました。1000年の茶碗の歴史を誇る聞慶市です。

札幌在住時代に、お目にかかりました高麗茶碗の名匠(日本の人間国宝)千漢鳳先生も聞慶に窯を構えています。
また、惜しくも引退なさった小林東五先生が、かつて聞慶の山奥「観音里」で修行なさり、当時捨てた粉引茶碗「勝虫」を、二十年後に石渓で見つけ、感動した話しの残る場所でもあります。

高麗茶碗や、井戸茶碗に向き合ってきた私に取って、この千年の茶碗の歴史ある聞慶市から招待されることは、本当に身に余る光栄です。

●展示とカタログ用に「大井戸茶碗」を一つ持参します。
●また、今回急遽、世界各国から集まる陶芸家20人の作品を10点ずつ寄付し、「東日本大震災」の被災者へのチャリティ・オークションを開催することも決定しているため、私は日本の代表として伺うので、日本の鼠志野の作品を10点持参する予定です。
●その他、各陶芸家にはテーブルが用意されるので、販売もできるとのこと。その為にも、十点程作品を持参しますが、自分で持参するのですから、大きな作品は無理。ということで、茶碗とぐい呑を中心に持って参ります。

先日、この度の大震災で滅茶苦茶になった陶房をブログでご覧いただいた美濃の熊谷陶料様より、たくさんの貴重な美濃のもぐさ土を送っていただきました。かつて初代熊谷陶料の社長(故人)が、私に分けてくださった「粉引用の土」。そのエピソードを知って、「粉引に使ってみてください」と仰ってくださって5種類の土を提供してくださったのです。その土と材料で制作した作品を、聞慶市に持参します。このような暖かいご支援をいただいてのチャリティ・オークションだと思うと、轆轤を挽く手にも、いつもと違う何かを感じました。

先日、失敗した鼠志野の窯焚きでしたが、今回は一発勝負で決めなければなりません。日本を出発する29日には、桐箱に納め持参できるように、気を引き締めております。

帰国は、5月半ばになりますが、足を伸ばして、鎮海市頭洞里井戸茶碗の陶片を拾えたら・・・と願っております。

日々、報道される現在の日本。世界中から暖かい励ましも届いています。
しかし、一人の方の涙を見るにつけ、この苦難の遙かな道程を思わずにはいられません。
「頑張れ!日本」「ひとりじゃないよ」という思いを被災地の皆さん、犠牲者の皆さんへ込めて祈りつつ、作品を制作しています。

画像 120.jpg
(今日、下絵付けを終えた鼠志野ぐい呑)


posted by 丸山 陶李 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連
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