2010年09月18日

井戸茶碗

「私の井戸茶碗」を追究しつつ、試行錯誤してきましたが、既に土・釉薬・焼成・重量・形・大きさなど、私の感触として掴んだのですが、展示する(発表する)には躊躇がありました。

それは、まだ一つ先に、自分で納得のいく井戸茶碗が生まれてくるという予感が常につきまとっていたからです。

丸善芸術祭に向けて、今までの歩みの結果を見ていただければと奮闘したのですが、形・色・重量・大きさと吟味して期待とともに窯焚きした結果、釉薬の濃度が薄かったため、梅花皮を得ることもできず、展示する茶碗には至りませんでした。

2009年1月の窯で生まれた「私の井戸茶碗」から、三点を丸善芸術祭で展示することにいたしました。遙かな旅路のなかでのエポックの茶碗です。今の私の目には、まだ遙か先の「私の大井戸茶碗」が見えています。このたび展示する三点は、途中経過の茶碗でありますが、梅花皮が見事にでて、飛躍となった窯での作品です。

皆様のご高覧をお待ちしております。

丸善芸術祭で展示する井戸平茶碗。
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posted by 丸山 陶李 at 10:52| 井戸茶碗