2007年02月26日

死生観

昨年の大晦日の紅白歌合戦だった。
新年のお料理を作りながらだったので、耳を素通りしていく曲の数々だったが、
テノール歌手・秋川雅史が歌った「千の風になって」という歌を聴いた時、
思わず、料理の手を休めて聞き入ってしまった。

歌われている「死生観」に、驚いたと同時に、
たとえそうでなくても、そう思えたら・・・と、涙がこぼれた。

『私のお墓の前で 泣かないでください
 そこに私はいません 眠ってなんかいません』

『私のお墓の前で 泣かないでください
 そこに私はいません 死んでなんかいません』

『千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹き渡っています』

という歌詞だった。
【作詞】不詳
【訳詞】新井満
【作曲】新井満

原曲は、英語で、
A THOUSAND WINDS

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.

今日、NHKの「クローズアップ現代」に新井満さんが出演し、
この曲への多くの反響について語っているのを拝見した。

そして再び、昨年の大晦日に聞いた、死生観をひっくり返すような
この「千の風になって」という曲が、
多くの愛する人を失った人々の励みになっていることを知った。

亡くなった母の春のお彼岸のお墓参りを前に、
今、暖かな春の陽射しになって、
私たちのそばにいると思えたら、
たとえ死生観をひっくり返されたとしても
しあわせに、穏やかに、いられるように思う。

この歌は、「そうであってほしい」という
人間の死者への思いから、生まれたのではないだろうか、
と強く感じた。

まだ、この歌だけは、声をだして歌いきることができない。
歌いだすと、涙でつまってしまう。

この曲は、秋川雅史さんのサイトで視聴できます。
2004-sora1-s.jpg
posted by 丸山 陶李 at 20:14| Comment(0) | 夢は枯野を
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