2009年01月04日

年頭の決意

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あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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年末に読売日本テレビ文化センターで「カフェオレボウルを作ろう」の講義をしていた時でした。
携帯に電話が入り、電話口からは私にクリスマスカードを送りたいので「住所を教えてください」と女性の声。

クリスマスの数日前に、その女性からのクリスマスカードが届きました。

2007年エインカレムの個展にご来廊いただいた方で、私の作品をお買い求めいただいていたそうです。残念なことに私が不在でお目にかかれることはなかったのですが、今年も是非エインカレムで個展を開催してほしい。という内容でした。

たとえ一人の人のためにでも、個展やろうと思います。
大井戸茶碗を是非見ていただきたいです。

年明けにはエインカレムの店長さんにお話ししてみようと思っています。作品がお客さまの手元で愛されていることを知るのは作り手として嬉しいことです。

癌で余命いくばくもないというこの女性に、見ていただけるようがんばります。

そうです。一人の方のためでも個展をやらなくちゃとおもうのです。
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さて、明日から仕事はじめの方が多い事でしょう。

私の新年の休みは元日のみでした。
「私の大井戸茶碗・右近」を目指して、60個の井戸茶碗を轆轤挽きしました。年頭の決意は、「今年こそ大井戸茶碗を!」です。

私の井戸茶碗に用いる土は、市販されていません。
土作り、土の調合から始まります。
「荒練り」「菊練り」「轆轤挽き」「削り」と、工程が進みますが、腕と腰が悲鳴をあげるたびに一休み。

精神的にも、土の声に耳を傾けながら、私の頭に焼き付いている井戸茶碗の姿を形にしていくことは、気持ちが凛としていないと持続しないところがあります。

体力・精神力・気力ともに充実した時でなければ、なかなか思うような茶碗ができません。

新年の仕事として大井戸茶碗に取り組むことが、年頭の心でした。

生徒さんたちの作品を素焼きしながら、三日間井戸茶碗に挑戦し続けました。60個の茶碗は乾燥させた後、今週末には本焼き(生掛け)です。一つでも満足のいく茶碗がうまれてくれたら・・・と願っています。

食器制作も、東京の取り扱い販売店からのオファーが入っているので制作しなければならないのですが(11月納品分は、ほぼ完売で、大晦日の日には別作品を納品して来ました。)、年頭は大井戸茶碗のみに取り組む事を決めていましたので、迷いはありませんでした。
大井戸茶碗が生まれたら、食器制作に入ろうと思っています。

今週末は、窯焚きする予定です。
井戸茶碗の釉薬も調合し補充しました。

本日、「井戸茶碗一考察」「高台削りと脇取り」について更新いたしました。画像で紹介しましたのは、「全ての形は轆轤上で決まっている。脇取り・高台の削りも轆轤上で仕上げる」というポイントです。

下の画像は、轆轤上で全ての形が決まって、切放された茶碗です。
すでに削りを入れてあるので、梅華皮のでる場所が顕著にわかります。
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posted by 丸山 陶李 at 23:14 | TrackBack(0) | 夢は枯野を
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