2008年07月14日

心は草に

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「時ならず客の来らば点前をば

      心は草にわざをつゝしめ」


不意の来客には、ご馳走の方法もないし、さりとて万事粗忽にしては失礼になる。
そこでせめて点前だけは、十分慎んで丁寧にして、客をもてなせよ、と教えている。・・・井口海仙著「利休百首」より

「心は草に」とは、突然訪れたことに恐縮する客に対して、そのような気持ちを抱かせぬよう、打ちとけて客に接するようにせよ、ということ。打ちとけた中に、点前だけは丁寧にする、ということは難しいことにも思えますが、

恐縮する相手に対して、そのような気持ちを抱かせぬようにする配慮が身につけられたら、と思います。

盛夏のお茶を点て、庭の槿一輪を前に、ひとりお茶をいただきました。どのような道であっても、道に秘められた礼儀作法というものは、人に対する思いやりが根底にあるようです。

白い槿の花一輪が、そっと涼を届けてくれ、美味しい一服をいただくことができました。

昨日の来客をお迎えした際に活けた槿です。
今日は、しぼんでしまったので、もう一輪切って楽しませてもらいました。

三島手茶碗
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井戸脇茶碗でも一服。梅の甘酢漬けを鼠志野角皿に・・・。
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posted by 丸山 陶李 at 17:12 | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品
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