2008年03月15日

旅茶碗・講座・蹴轆轤

昨年の銀座・教文館エインカレムでの個展。
ご来廊いただいた女性のお客さまから、「黒い蒔絵の施された茶箱」に合わせて
粉引旅茶碗の、ご注文をいただいていました。

ようやく、先週の窯焚きで六点、窯出ししましたが、一点は見込みに亀裂が入り没。
他の五点の中から、お客さまにお選びいただくことになりました。

窯出しした旨を、お伝えするためにメールを出したところ、
お客さまの返信に嬉しい文を発見しました。

「 こういうものは、1年や2年くらいは待つのは当たり前。
待つ楽しみがあって、今まで幸せでした。」

この時代、スピードや効率が重視されがちな事象が多いので、
ことさら、お客さまの言葉が嬉しく感じられました。

昨年、他の方からのご注文で、まだ制作していないものがありますが、
待っていてくださる、お客さまに喜んでいただける作品を、なるべく早く
お届けしたい、と思っていますが、待てるお客さまからしか、注文を受けられない現状です。
そのような中で、待っていてくださった、粉引旅茶碗のお客さまに、
改めて感謝です。

---------------------------------------

さてさて、今日は読売日本テレビの講座でした。
前回の講座で、「日本六古窯」について講義しましたが、
私・・・嘘ついてました(汗)。

「瀬戸・常滑・丹波・信楽・越前・備前」が正解ですが、
「常滑」を抜かして「美濃」、と話してしまいました(笑)。

今日の講義では、印刷した資料を生徒さんに配り、間違いを訂正しました。

毎回、講座の時に、何を話すか?決めてはいないのです。
その時、その時に講座に関連した内容の話をしているのですが、
講義の準備はしたことがありません。
今までの、自分の経験と学んできた中から講座の内容をピックアップして話しています。

準備もなしに講義で話せる事を、生徒さんに自慢していましたが(笑)、
今回は、思いがけず間違いを話してしまいましたので、反省です。

-------------------------------------


もう一題。
昨年、注文した蹴轆轤ですが、ニスを塗り、ようやく今日、使えるようになりました。

コンクリートの原料を購入し、土台を作り、蹴轆轤の支柱を固定しなければ、
使えなかったのです。

蹴って回すわけですから、通常は床下に埋め込みますが、
床を掘るわけにいかず、苦肉の策で、
コンクリートをコンテナに流し込み、その土台に蹴轆轤の支柱をボルトで固定するということにしました。

無垢材の轆轤に、ニスを塗ったり、
コンクリートを流したり、コンテナで固めたり、コンクリートドリルで穴をあけたり、
鉄槌を新規に購入してボルトを打ち込んだり・・・と、正真正銘ガテン系の仕事が続きました(笑)。
長い道のりでした(笑)。

明日は、設置した蹴轆轤の試運転をしてみます。
これで、井戸茶碗を挽く予定です。

ようやく、「私の井戸茶碗」にも、
窯出ししたテストピースも調子よく、
先が見えてきて、春めいて暖かくなったし、絶好調の予感です!(爆)。
(と、言いつつも、気を引き締めて!と思っておりますが・・・。)

あ、蹴轆轤の後ろに、かすかに見えているのは愛犬フォルクスの後姿(笑)。

DSCF2180s.jpg






posted by 丸山 陶李 at 21:57 | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/12502944
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック