2016年04月06日

黒高麗茶碗

黒高麗と呼ばれる高麗・李朝時代の黒いやきものには「二種類ある」と、言われてきたが、私は「三種類」と考えている。

1. 鉄地青磁(鉄化粧に青磁釉を掛けたもの-鉄彩手)。

2. 鉄釉(高麗天目)。

3. 1.の技法の反対で、青磁釉の上に鉄釉を掛けたもの。

高麗青磁は、世界的に美しい青磁として知られており、「粉青沙器」の釉胎は末期の高麗青磁と同じ美しい粉青色を呈している。

同時に民窯には、伝統的に伝わっている「緑青磁」という青磁もある。
緑青磁は、日本では「伊羅保・古伊羅保」と呼ばれているものだが、日本からの注文茶碗として焼成された「伊羅保茶碗」の原型でもある。

こちらの黒高麗茶碗は、「3.の技法」で焼成した黒高麗で、
韓国伝統的な「緑青磁釉」の上に韓国の古窯址近くを流れる川から持ち帰った釉石を粉砕し粉末にして釉薬とし、焼成したものです。黒高麗の研究・実験の中で、この技法による黒高麗作品は、こちらが初めて公開するものとなります。

2016年4月5日窯出し

”Black-Goryeo chawan”.
I crushed Korean stone (A stone of "Black-Goryeo" which I picked up from the Korean river.) and made glaze.

April 5, 2016 unloading.

kurokorai017s.jpg

posted by 丸山 陶李 at 18:36| Comment(3) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品