2009年01月24日

Good News!

Good News!というと、おそらく多数の皆さんは「何か良い知らせ?」をイメージすることでしょう。

私も、同じです(笑)。

実は「Good News」とは、
他ならぬ「聖書で福音のこと」「良い知らせ」であり、まさしく福音は良い知らせであるわけです。

年は明けて2009年となりましたが、
私たちは、ほんの少し前にクリスマスを祝ったばかりです。

クリスマス(Christmas)はキリストのミサという意味です。
私たちはクリスマス前の四週間を待降節(アドヴェント)を過ごしクリスマスを迎える準備をします。

典礼的にも、霊的にも、この待降節の持つ意味はとても重要だと思います。

待つこと・・・・・
そして迎えること・・・・・

ある意味、待ち続けることが、人の一生なのかもしれません。


私たちは「良い知らせ」を待っているのです。
そして聖書の福音は、紛れもなく「Good News」の宝庫であると言えるのです。

待つ心、迎える心で「Good News」を私たちへのメッセージを受け取りたいものです。

今日は、そんな私に「Good News」。
ローマ教皇庁 (バチカン市国) がYou Tubeにホームページを立ち上げ公開されました。

vatican-b.jpg

http://jp.youtube.com/vatican

私はメッセージを聴けること、そして動画で見られることに感謝しました。

昨年11月にも、カトリック中央協議会のサイトで「ペトロ岐部と188殉教者列福式」の様子をライブで中継していただき、インターネットの恩恵で、長崎には行けなかった私も、同時にミサの様子を拝見しながら異空間でミサに与り祈る一時を体験させていただけました。

日本でカトリックの列福式が挙行されるのは初めてのことですが(通常はバチカンで)、長崎のスタジアムに世界各国、日本全国から集った三万人の人々へ、司祭たちがご聖体を配るために雨の中散って行く姿には感動し、「全世界に言って福音を述べ伝えよ」「100匹の羊の群れのうち一匹を見失ったら、他の99匹を置いて迷える一匹の子羊を探しに行くだろう」という聖句が浮かんできて、病床でミサに与れない人にも、時間を割いてご聖体を運んでくださる神父様たちの姿が重なり、決して見捨てることはしない神さまを思い、そしてその神を信じ過酷で残酷な死をも受け入れた当時の殉教者たちを崇敬し、まさしく彼らは「この世の辛苦に耐えてなお、向こうには天の国が待っている、だからどんなにに苦しい時にも喜びだけは失わず、希望を持ち待ち続ける」ことを知った人々だったのでしょう。と、実感しました。何度も涙がこぼれました。ご聖体を配る司祭の姿に、希望を持つことができました。

バチカンからのメッセージがYou Tubeで配信されるようになったこと・・・
ともすれば陰湿なネットの使用をし、陰口や悪口の温床としているのを目の当たりにする昨今、身近にもそういう輩を見かける毎日ですので(笑)、

「良い知らせ」が公開されることにさらに大きな喜びを感じますし、You Tubeを利用するとは意外だったこともありますがバチカンの決断に拍手を送りたいと思います。

posted by 丸山 陶李 at 22:53 | TrackBack(0) | 夢は枯野を

2009年01月19日

大井戸茶碗を壊す前に

色・形・梅華皮・小貫入・・・とまずまずの大井戸茶碗。
口径16p。
細川井戸と同じくらい大きいです。

重さが納得できないので、壊す運命。
心から『ごめんなさい』という作り手の責任を感じています。

この大井戸茶碗(1月10日〜11日焼成・12日夜窯出し)を
壊す前に、画像を撮影しておくことにしました。

他に50個、壊される運命で、昨晩より分けましたが・・・。
どれも、失敗ではなく、選別の段階で篩いにかけられたもの。
テストピースであれば、残しておこうと、割り切れるのですが、
これら50個もの茶碗を割るのは、愛惜の念を禁じえないところ。です。。。

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こちらの大井戸茶碗も・・・
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梅華皮もいろいろ・・・
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posted by 丸山 陶李 at 21:39 | TrackBack(1) | 井戸茶碗

2009年01月18日

2009年個展決定

2009年の個展が決定しました!
■丸山陶李個展
銀座教文館エインカレム
・2009/7/24(金)〜28(火)


大井戸茶碗を発表する予定です。
皆さんのご来廊を楽しみにしております。

先週、井戸茶碗ばかりの窯を焚きました。
途中三回も停電が入り、灯油窯のロータリーファンが、その都度停止してしまうというハプニングが起きました。

攻め焚きで、すでに1200℃まで窯の温度が上昇していました。
こんな時に停電。しかも三回も!

でも、考え方ですよね。
こんなことは滅多に起こらないハプニング。
このハプニングが功を奏して、今回しかできない焼きになるかもしれないのですから!!

しかし危険極まりない事態でしたから、東●電力にクレームを入れたのはモチロンです(笑)。

三度の停電で、窯の温度がそのたびに100〜200℃は下がりましたから、元の温度に戻るのに時間がかかります。灯油燃料も予想よりはるかにかかりました。
幸い、いつも給油していただいているGSの方に事情を話したら、Emptyになりかけていた灯油タンクに即効給油にかけつけてくださいました。強風で電線が切れたのが原因で、近郊はみな三度停電したそうです。

時間をかけたせいで、いくらか溶けすぎた釉薬の状態もありましたが、釉薬が溶けすぎるくらいのほうが、小貫入が良くでることも実感しつつ、無事窯出ししました。

でも、この窯には「私の大井戸茶碗」として納得できるものはありませんでした。私自身が目指しているところには「帯に短し・・・」です。
66個の井戸茶碗を窯詰めしたのですが、そのうち、個展に出品できるのは二、三碗だと思います。小貫入・青井戸・古井戸茶碗です。大井戸茶碗は重量が×なのでゼロ!

●梅華皮、小貫入、色、形、焼成・・・悪くはないのです。
 ただ今回の茶碗は「重さ」が納得できません。
 口径16センチの大井戸茶碗でも350gが目標です。
 400gくらいのものがほとんどでしたので、やり直します。
 あと少し。もう少し!というのが本音での私の感触です。


個展までにまた茶碗ばかりを挽き、大井戸茶碗を発表できるように頑張りたいと思っています。

窯出しした井戸茶碗たち
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posted by 丸山 陶李 at 15:45 | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2009年01月04日

年頭の決意

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あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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年末に読売日本テレビ文化センターで「カフェオレボウルを作ろう」の講義をしていた時でした。
携帯に電話が入り、電話口からは私にクリスマスカードを送りたいので「住所を教えてください」と女性の声。

クリスマスの数日前に、その女性からのクリスマスカードが届きました。

2007年エインカレムの個展にご来廊いただいた方で、私の作品をお買い求めいただいていたそうです。残念なことに私が不在でお目にかかれることはなかったのですが、今年も是非エインカレムで個展を開催してほしい。という内容でした。

たとえ一人の人のためにでも、個展やろうと思います。
大井戸茶碗を是非見ていただきたいです。

年明けにはエインカレムの店長さんにお話ししてみようと思っています。作品がお客さまの手元で愛されていることを知るのは作り手として嬉しいことです。

癌で余命いくばくもないというこの女性に、見ていただけるようがんばります。

そうです。一人の方のためでも個展をやらなくちゃとおもうのです。
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さて、明日から仕事はじめの方が多い事でしょう。

私の新年の休みは元日のみでした。
「私の大井戸茶碗・右近」を目指して、60個の井戸茶碗を轆轤挽きしました。年頭の決意は、「今年こそ大井戸茶碗を!」です。

私の井戸茶碗に用いる土は、市販されていません。
土作り、土の調合から始まります。
「荒練り」「菊練り」「轆轤挽き」「削り」と、工程が進みますが、腕と腰が悲鳴をあげるたびに一休み。

精神的にも、土の声に耳を傾けながら、私の頭に焼き付いている井戸茶碗の姿を形にしていくことは、気持ちが凛としていないと持続しないところがあります。

体力・精神力・気力ともに充実した時でなければ、なかなか思うような茶碗ができません。

新年の仕事として大井戸茶碗に取り組むことが、年頭の心でした。

生徒さんたちの作品を素焼きしながら、三日間井戸茶碗に挑戦し続けました。60個の茶碗は乾燥させた後、今週末には本焼き(生掛け)です。一つでも満足のいく茶碗がうまれてくれたら・・・と願っています。

食器制作も、東京の取り扱い販売店からのオファーが入っているので制作しなければならないのですが(11月納品分は、ほぼ完売で、大晦日の日には別作品を納品して来ました。)、年頭は大井戸茶碗のみに取り組む事を決めていましたので、迷いはありませんでした。
大井戸茶碗が生まれたら、食器制作に入ろうと思っています。

今週末は、窯焚きする予定です。
井戸茶碗の釉薬も調合し補充しました。

本日、「井戸茶碗一考察」「高台削りと脇取り」について更新いたしました。画像で紹介しましたのは、「全ての形は轆轤上で決まっている。脇取り・高台の削りも轆轤上で仕上げる」というポイントです。

下の画像は、轆轤上で全ての形が決まって、切放された茶碗です。
すでに削りを入れてあるので、梅華皮のでる場所が顕著にわかります。
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posted by 丸山 陶李 at 23:14 | TrackBack(0) | 夢は枯野を