2008年07月25日

諸々雑感

五月蠅い。私には蚊の方が五月蠅い。消灯後に頭の近くを飛ばれようものなら眠れない。「七月蚊い」と書いて「うるさい」と読ませたい。

連日の猛暑。暑さにはかなり弱い私が未だ元気。会社の冷房(時々、効き過ぎ・寒)で冷え過ぎる事もあるけれど、休憩時間に解凍。暑いより助かるけれど、エコが気になる・・・。

プラセンタ。猛暑にも効果を発揮してくれてるのか?と半信半疑ながら体験中。飲みはじめてから体調良いような。気のせいかなぁ。何の胎盤つかってるんだろ??気になる。

わたしだけじゃない。講義の時、板書しながら漢字がでてこない(涙)。パソコンの変換に慣れると手書きした時に漢字が出てこない。老化現象でもアルツでもない。わたしだけじゃない・・・はず・・・。

病院の待ち時間。長すぎ。通院は半日がかり。薬を処方していただくだけでも医師と話して、薬局へ行くと三時間は経過している。なんとかならないのかな。土曜診療が増えてきたのは助かるけれど。

バカリズム。笑えるというのでYouTubeで見てみたが、会社の人がバカリズムの真似するほうが何故か笑える。「トツギーノ」。たいした意味もないリピートに爆笑。

笑い。「人を泣かせるよりも笑わせるほうが難しい・・・」と教えてくれたアナタが素で面白すぎます。

個展。十月まで二ヶ月。今年の代表作品の構想。井戸茶碗にあけくれて、茶碗以外の作品制作がまだ。陶房のエアコン壊れて効かないし。猛暑と格闘しているのか、土と格闘しているのか、はたまた炎と格闘しているのか。汗か涙かわからない・・・。

モンスターペアレンツ。この世代の女性がコワイ。もちろんすべての人じゃないけれど。この世代の親に興味を持つ。着々と観察中(笑)。

梅花皮(かいらぎ)。天ざる注文したら生わさびと一緒に梅花皮そのものが出てきた。思わずイケメンの店員に「これホンモノの鮫の皮ですか?」と聞いてしまった(汗)。

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人は鏡。学ばせていただいた方に、ありがとう。

盛夏の和服。明日はお友達のお祝いの会。赤坂へ。久しぶりの和服。天気予報は雨。ハネあげるのが得意な私。用意した和服を眺めつつ。あ〜あ。

タヌキ道。タクシーの運転手さんが陶房の近くの道を走りながら「ああ、タヌキ道ね。」と言う。タヌキもイタチも出没するらしい。「え?」私が騙されているのか?と聞けば本当によく出没するらしい。

饒舌な女が作りし料理。学生時代に読みあさった立原正秋の著書「男の美学」の中に書かれていた一文。「嫌いなものは?」→「饒舌な女が作りし料理。」未だに思い出しては自省。

饒舌な男。苦手。

留守電。家電の留守電が入っていない日が続いていた。最近はみんな携帯に連絡してもらっているからなぁ、と気にもしていなかったけど、二週間前の落雷・停電以来、ずっと電話機が不通になっていたのに気がついた。(汗)。

カサブランカ。今年も咲き始めた。倒れそうになっていた花二輪を花器に投げ入れ香りも楽しませてもらっている。母が好きだった。葬儀の時を思い出す。胡蝶蘭とカサブランカ、ブルーのトルコキキョウ。父が母の好きな花ばかりを生前おつきあいをしていた花屋さんに注文したから。あれから毎年、庭のカサブランカが咲くと母の香りのような気がする。
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posted by 丸山 陶李 at 23:07 | TrackBack(0) | 夢は枯野を

2008年07月21日

人間の塩詰め

「かれらの入牢は七年におよんだ。天皇陵盗掘に直接手を下した嘉兵衛、和助、半蔵、佐蔵のうち佐蔵を除く三人は長い獄中生活の中で病死した。だが、特に重罪と目されたかれらの死体は塩詰めにして保存されていた。処刑が行われたのは一八五八年(安政五年)三月五日。ただひとり生き残っていた佐蔵は他の三人の塩詰め死体ともども奈良の町を引き回しのうえ、磔(はりつけ)に処せられたのである。」(平凡社選書142『墓盗人と贋物づくり』より)

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毎日、通勤電車の中で貴重な読書の時間を持っているけれど、思ったより、この本を読破するには時間がかかってしまった。

東京国立博物館に展示されている弥生時代の多鈕細文鏡(生駒山脈の中腹で発見されたもの・本の表紙画像)が朝鮮半島や旧満州、あるいは村人の手に、と四散した破片が、ふたたび接ぎ合わされて現在の姿に復するまで、その流転の歴史は、日本考古学の正史の上では語られることのない謎であった。・・・表紙解説より。

この古鏡の謎や、本のタイトルでもある墓盗人・贋物づくりという内容に大変興味をもったのだが、面白いだけではなく、人間の心理までも伝えられた事実から推測している部分に、一種の納得できるところがあった。

冒頭の引用文は、「成務天皇陵」「垂仁天皇陵(宝来山古墳)」「称徳天皇陵(現・神功皇后陵)」や神社の宝蔵などにも侵入し盗掘した墓盗人への処刑の様子である。

以前、北海道在住の時、ある神父様が北海道でのキリシタン迫害史を研修され、冊子を出版されていた。お誘いいただいて神父様の講話にも出席させていただいたのだが、その時に確か函館だったと記憶しているが、キリシタンが塩詰めの処刑とされている記録が残っていた。

「墓盗人と贋物づくり」には、「天皇の墓盗掘は大きな犯罪・不敬罪とされたので極刑の”磔”になった」と書かれていたが、キリシタンの迫害でも塩詰め(こちらは、生きたまま塩詰め)。人間の考えることは恐ろしい、と感じる。

さて、金曜日は「コンサート」、土曜日はカルチャーセンター受講生の皆さんと「暑気払い」。日曜日は映画館で「ゲゲゲの鬼太郎」を見てきた。

「ゲゲゲの鬼太郎」に韓国からソ・ジソブ(ファンなんです・笑)が「夜叉」役で出演したので、それを見るため。

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妖怪の元締め「ヌラリヒョン(緒形拳・役)」がクライマックス近く(ソ・ジソブの夜叉と鬼太郎が闘う場面)、
「鬼太郎、いつまで人間の肩を持つ?人間は憎しみあい、妖怪をさげすみ・・・」と言う場面があったが、たしかに人間は、ある時妖怪以上に怖い者となりえるよな・・と一人考えていた。

映画館のなかで途中、こどもたちが
「ママ、怖いよ〜」という声が聴こえてきた。
小さい頃って、出演者(役者)を知っているわけでもないので、純粋に映画の画面、つまり演技や役者やストーリーが怖かった記憶が私にもある。

バーチャルの世界とリアルの世界が、子どもの頃は分別しにくかったのだろうなぁ、と妖怪を見ても「あ、あの役者だ!」としか感じない今の自分が当時の両親と重なった(笑)。

「人間の塩詰め」「ゲゲゲの鬼太郎」で何を書いておこうと思ったのかというと・・・時に人間は妖怪よりも恐ろしい。という納涼向けの話題でした。

※追記
 「贋物作り」が盛んに行われた、しかも陶器など堂々と行われていた記録がありました。贋物づくりの作った作品が今、古物・骨董として時の経過とともに、本歌と混ざってしまっているだろう。鑑定家でも見誤りがあるだろうな、と思います。本歌を見続け、目を養うこと、大切ですね・・・。
posted by 丸山 陶李 at 19:56 | TrackBack(0) | 夢は枯野を

2008年07月14日

心は草に

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「時ならず客の来らば点前をば

      心は草にわざをつゝしめ」


不意の来客には、ご馳走の方法もないし、さりとて万事粗忽にしては失礼になる。
そこでせめて点前だけは、十分慎んで丁寧にして、客をもてなせよ、と教えている。・・・井口海仙著「利休百首」より

「心は草に」とは、突然訪れたことに恐縮する客に対して、そのような気持ちを抱かせぬよう、打ちとけて客に接するようにせよ、ということ。打ちとけた中に、点前だけは丁寧にする、ということは難しいことにも思えますが、

恐縮する相手に対して、そのような気持ちを抱かせぬようにする配慮が身につけられたら、と思います。

盛夏のお茶を点て、庭の槿一輪を前に、ひとりお茶をいただきました。どのような道であっても、道に秘められた礼儀作法というものは、人に対する思いやりが根底にあるようです。

白い槿の花一輪が、そっと涼を届けてくれ、美味しい一服をいただくことができました。

昨日の来客をお迎えした際に活けた槿です。
今日は、しぼんでしまったので、もう一輪切って楽しませてもらいました。

三島手茶碗
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井戸脇茶碗でも一服。梅の甘酢漬けを鼠志野角皿に・・・。
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posted by 丸山 陶李 at 17:12 | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

2008年07月13日

陶李塾の一日

陶李塾の体験希望者がお二人。
お約束の時間にいらっしゃって三時間あまり作品制作を楽しまれました。

昨日の蒸し暑さも少し和らぎ、田園地帯に吹き抜ける風が心地よい一日でした。

それぞれが作りたい物をイメージングをしてくるように宿題を出しておいたのですが、出来上がった作品二点を見ていると、爽やかな作品になりそうで焼き上がりが楽しみです。

削りを終えて乾燥に入った今日の作品。
(仕上げの削りは私です)
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これからも電動轆轤と釉薬の勉強など続けて行きたいとのこと。
陶芸教室をネットで検索し、陶セラピーをバックボーンにして釉薬の調合も教えている陶李塾で体験してみようと思ったそうです。

お二人とも、半年ほど手捻りの陶芸サークルに通われて、陶芸初体験ではありませんでしたが、電動轆轤は初挑戦。
「やってみると難しい・・・」と、おっしゃっていましたが、これからが楽しみです。

三島手鉢の轆轤挽きをしているAさん。
土は黒く焼き上がる土、印花を押して白い象嵌。黒土と白土の対比、そして印花を押していく面白さに触発されたようです。
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白い土、透明釉でサラダボウルを目指したBさん。
ホタテ貝の型を二箇所に貼花しました。
底はベタ底を希望されたので、高台内の削りは無しです。
ドライヤーで、轆轤挽きしたサラダボールの乾燥を早めているところです。(ホタテ貝の貼花と乾燥具合を合わせるため)。
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同じくドライヤーで器の乾燥を早めた後、
(陶李塾では毎回ドライヤーが大活躍・笑)
印花を押す作業をしているAさん。
こういう細かい作業が大好きだそうです。
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こうして、陶李塾の一日が終わりました。
手作りの梅ジュースで途中一息いれながら、陶李塾への希望などを伺い、私にも貴重かつ楽しい時間となりました。
posted by 丸山 陶李 at 20:57 | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2008年07月07日

枇杷づくし

庭の枇杷の木。
今年、やっと枇杷の実を収穫できました。

枇杷の実に袋掛けをしないと鳥さん達がミンナ食べちゃうんですね。

そしてもう一点学びました。
袋掛けをする前に、大粒の枇杷を収穫するために、摘果作業をしなければならなかった、ということを。

来年は、摘果作業もして大粒の枇杷の実を収穫しようと思います。

引越してきて毎年、鳥さんの好物、カナブンの好物の枇杷の実は、格好の餌となっていましたが、今年、初めて収穫しました。

我が庭の枇杷の実。とても甘くて、茂木枇杷に匹敵する美味しさ。
鳥さんが狙うはずでした(笑)。

ということで、たわわに実った枇杷の実を陶器にアレンジしてみました。

李朝・黒高麗徳利
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陶李作・刷毛目徳利
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陶李作・堅手徳利
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陶李作・黒高麗扁壷
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陶李作・粉引扁壷
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陶李作・鉄釉銚子
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陶李作・井戸茶碗
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※この井戸茶碗は、私の作の中で一番枇杷色を呈しているものですが、本物の枇杷の実では枇杷色に隠れてしまいます。

陶李作・志野鎬一輪挿
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posted by 丸山 陶李 at 17:55 | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品