2008年04月15日

リニューアル

週末からの連休を利用して、ホームページのトップページをリニューアルしました♪

久しぶりに手をつけた自分のホームページです。
なかなか、構想が浮かんでこなくて、手を付け始めたらトップページ一枚のために、延々と時間がかかってしまいました。

画像加工や、フラッシュ制作に一番時間をとられたかな。

土日は徹夜になりました(笑)。

十月の筍心堂さんの個展に向けて、制作も開始です。
週末陶芸家になっている現在、休日は貴重な時間です。

ところで、今頃、花粉症が悪化しています。
スギ花粉が終焉を迎えたと油断したのが、いけなかったようで、
今は、ヒノキ花粉が飛びまくっています。
陶房の周囲は、立派なヒノキがたくさん。。。
夜も、部屋の隙間風と一緒に花粉が入り込み、近年まれにみる辛い毎日です(涙)。

リニューアルしたトップページ、
普段、ブログしかアクセスしない皆さん(笑)、
どうぞ一度、アクセスしてみてくださいね♪
  ↓
http://touri.jp/
posted by 丸山 陶李 at 16:14 | TrackBack(0) | Gallery 陶李

2008年04月11日

コンピュータウイルスから生まれたデジタルアート

こんなアートもあるんだな・・・。
おもしろい!
 ↓
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20369452,00.htm

フィッシング攻撃用のコードから作られた青い花のようなアートなど、まるで「青い矢車草」だ!

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ところで、今年も「夏休み親子陶芸教室〜笑顔を残そう!〜」
の開催が決定しました。
読売日本テレビ文化センター柏の企画です。

新聞の折込チラシ用に、今年はこんな画像を制作してみました♪
詳細は後日、ブログでもご案内させて頂きます。

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posted by 丸山 陶李 at 23:16 | TrackBack(0) | 夢は枯野を

2008年04月05日

細川井戸と名物茶道具

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高輪台にある「畠山記念館」で開催中の
「細川井戸と名物茶道具」展に行ってきました。

今まで、著作物で見た「細川」の色合いは白っぽく、三大井戸の中に「有楽(うらく)」(東京国立博物館蔵)が入っていないのが多少不満に思えていました。天下三大井戸より「有楽」の方が良く思えました。
天下三大井戸とは、「細川」「喜左衛門」「加賀」の三つの大井戸茶碗を指します。

でも、「細川」は素晴らしかった。
大きな茶碗でした。まさに「大井戸」「大名」茶碗です。

この展示会では、大井戸茶碗「細川」の他に、
青井戸茶碗「田中」・古井戸茶碗「江岑(こうしん)」・小貫入井戸茶碗「楽天」・井戸脇茶碗「麓寺」が展示されています。

じっくり拝見させていただきました。

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◆青井戸茶碗「田中」

 青井戸茶碗では有名な「柴田」がありますが、「柴田」に勝る風格を備えた、素晴らしい茶碗でした。
 轆轤目、茶碗中程からの張り出し具合(柿の蔕茶碗に酷似)が見事です。端正で申し分のない容姿は、静寂さ、落ち着きを感じさせます。
 高台は、わずかに「竹節」が見られますが、畳み付きに近い部分には梅花皮はありませんので、「竹節」の上部が削りをいれられ、下部(畳み付きに近い部分)は、削りを入れなかったことがわかります。
 目跡は、見込みと高台畳付きに各々見られます。

 私の考察では、間違いなく「柴田」と同じ時に同じ窯で焼成されたのではないかと思います。陶工も、もちろん同人物でしょう。
 大井戸茶碗との違いは、潔く広がるその形に特徴があり、通常この形こそが俗に井戸形と呼ばれている形か、と思います。
 素晴らしい茶碗でした。

 「柿の蔕茶碗」の侘びた色合い・風合いは、名残の茶会にふさわしい渋さを感じますが、「柿の蔕茶碗」のような渋い色合い、前述した端正なたたずまいは、この「田中」も勝るとも劣りません。
 良い茶碗を拝見させていただきました。

 箱書きは「井土’」となっておりました。
 
◆古井戸茶碗「江岑(こうしん)」
 「古井戸茶碗」と大箱の箱書きがされておりました。中の小さな箱の箱書きは「井戸」でした。

 この茶碗は、かぎりなく「蕎麦茶碗」「斗々屋茶碗」と呼ばれている茶碗に近いと思います。
 
 片身替りの窯変が美しい茶碗です。かなり傾いた容姿が妙に愛らしく、また侘茶の世界を彷彿とさせてくれます。

 茶溜りには、釉切れが二箇所あります。この茶碗の茶溜りは、私が試行錯誤して掴んだ、「高台を切放す時に、引きちぎるようにして放す」という当時の陶工のやり方を実証してくれるものだと思いました。まるで臍(へそ)のような茶溜りの形になっています。
 実際、私自身が試行錯誤してきた作陶のポイントを確認できた貴重な時となりました。

 目跡は見込み、高台ともに大きめのものが四つ確認できました。

◆小貫入井戸茶碗「楽天」
 見込みは自然で茶溜りはみられません。
 目跡は、見込み、高台ともに五つみられました。
 一つの箱書きに「楽天」
 もう一つの箱書きに「小貫入」とあります。

 しっとりとした釉調から、やや灰が多めの釉ではないかと思います。茶碗見込みは酸化焼成の雰囲気を感じ、外側はやや還元焼成の影響を受けた色合いに感じました。

 軟質白磁のような肌合いで、使い込まれて雨漏りの色合いでグレーとなっている部分が見られました。

 やっぱり「井戸茶碗」は白磁(軟質白磁・・カオリン質)の胎土だという説にも頷ける茶碗でした。

 なお、内側の箱書きは織田有楽のものです。

 私自身が所持している「井戸脇茶碗」があるのですが、この「楽天」に非常に特徴が似ています。酷似しています。同年代、同窯、同陶工ではないかと強く感じましたが、私の「井戸脇茶碗」には「鏡(かがみ)」がありますので、時代は少し下がるのかな・・と思案していますが。「鏡」について、もう少し検証してみようと思います。
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◆井戸脇茶碗「麓寺」
 大振りですが、カッチリとした高台です。井戸に似ていて梅花皮のないものを「井戸脇」と呼びますが、形は井戸形(朝顔形)です。

 私自身には、さほど面白い茶碗とは映りませんでした。制作は16世紀の李朝時代となっていましたが、大きな「鏡」があります。これは、皿類にもよく見かけられる箆によって作られた鏡です。日本からの注文品茶碗(御本)には、大きな鏡のある茶碗が多いのですが、これは重ね焼きの時の安定をも考慮したものかな?と思いました。前述しましたが、鏡については、もう少し私も研究してみます。

 この「麓寺」の高台も、カッチリとした竹節になっています。やはり、畳み付きに近い部分は削られていません。

 また、陶工が釉掛けした際の「指跡」が長く三本残っています。
これは、私の所持している「井戸脇茶碗」と同じです。なにか親近感を感じました。同じ陶工が作ったのかもしれない・・とボーっと想像を膨らませて、拝見してきました。

 箱書きには「蕎麦 麓寺」とありましたので、井戸茶碗のそば(近い)と当時の人々も感じていたのでしょう。

◆大井戸茶碗「細川」(重要文化財)
 初めて実物を拝見して、まず著作物で見る「細川」より断然良いと思いました。

 堂々と大振りな、まさに大名の茶碗です。風格もあり、ドーンと佇んでいる姿は、まさに殿様でした。

 茶碗上部はグレー、中央はピンク、茶溜り付近はベージュと、大変、三色の窯変が見込みに見られ美しかったです。

 どちらが茶碗の表(正面)でも、素晴らしい茶碗ですが、片方は釉垂れが景色となっています。もう片方は、轆轤目もくっきりと残り、実に堂々と素晴らしい景色でした。

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 「細川」は、私が大井戸茶碗に挑戦していること自体が、もう何か限界を感じさせられるような茶碗でした。こんなに素晴らしいものを作れないようにも思えて、シュンとしました(笑)。でも、がんばります。

 上野の国立博物館の井戸茶碗「有楽」を見に行った時も、私は背が小さいので、展示台が高く肝心な「見込み」を覗けず、非常に残念だったのですが、今日は、ちょっとしたハプニングがありました。

 お茶を点てていただき、一服した折、学芸員さんに、
 「私は小さいから、あの高さだと細川の見込みが覗けないんです」と申し上げると、学芸員さんが、踏み台を用意してくださって、じっくりと見込みを拝見することができたのでした。
 「今日は、空いてますから・・・」と、気を利かせてくださった学芸員さんの親切に感謝でした。

 お茶の時に頂いた干菓子も桜♪
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 数時間を畠山記念館で過ごし、桜の花びらがじゅうたんのように積もっている道を歩き、帰りには銀座の老舗ブティック「AOI」に立ち寄り、昨年、私の個展に来てから陶芸を習いはじめたオーナー(大学時代のゴルフ部仲間)と楽しく話しをし、麻のジャケットを購入。お友達の割引価格(笑)。

AOIの看板犬"チャオ"がお迎えしてくれました♪
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 このAOIのある「金春通り」には、私が李朝の陶磁器と出会うきっかけとなった立原正秋さんのご子息、潮さんの懐石料理「立原」のお店があります。恵比寿から銀座に移転して近くなったので、一度は潮さんの料理を口にしたいと思ってはいますが・・・。

 AOIの前にある老舗の珈琲店で珈琲ブレイク。美味しかった。使っているカップや皿も某有名ブランドで揃えていた。にくいなぁ。

 その後、銀座黒田陶苑に立ち寄り、有楽町の東京国際フォーラムで開催中の「アートフェア東京2008」の招待券を頂きました。行きたいけど、会期は明日まで。行けるかなぁ。

 お気に入りの靴屋さん「銀座カネマツ」でパンプスを物色(笑)。最長で15年も使っているカネマツの靴があるけれど、履きやすく疲れない。こんな東京を歩く一日には、こういう靴が嬉しい。

 桜も散り始めたけれど、まだまだ随所でお花見をしている人を見かけた一日でした。
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posted by 丸山 陶李 at 23:38 | TrackBack(1) | 井戸茶碗

2008年04月03日

評価額

桜満開ですけれど、札幌の友人が上京する来週には
散ってしまうだろうなぁ。
その頃は、もう八重桜の季節かもしれないな。

おととし植えたサクランボの苗木にも、少し花が咲きました。
「佐藤錦」「ナポレオン」の二種を植えたのですが、
こちらは、「佐藤錦」の花。

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この季節、毎年、数社の美術関係書籍出版社から、
「評価額」付の、掲載申込書が送られてくる。

陶芸の評価額は、立体で20cm四方が基準となっている。
A社の評価額・・・33万円
B社の評価額・・・28万円
このような具合です。

私は、2003年に23万円という初評価額で年鑑デビューしましたが、それから五年で五万円〜十万円評価が勝手に上がっている(笑)。

どの陶芸作家に聞いても、評価額通りの価格で作品を販売していない。画家の場合は「号」いくらだが、こちらは割合に評価額と、ほぼ同じ価格をつけられている場合が多い。

陶器市などで、販売業者が、美術年鑑を客に見せながら、
「どうだ、この作家は、こんなに評価額が高いんですよ。」
と、評価額を楯に販売しているのを、よく見かけますが、
そんな光景も、肩書きに弱い(モノで選べない)方々がいるから通用するんだろうな、と笑って見過ごす私です。

何のための評価額なのか、バブルもはじけて久しい今、再考したいところです。
posted by 丸山 陶李 at 19:26 | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連