2006年04月30日

黄瀬戸は楽しい

素焼きした作品を窯から出し、黄瀬戸にする「ぐい呑」や「徳利」など絵付けしました。

絵付けと言っても、私はタンパンという緑に発色するを筆で置き、鬼板という黒から茶色に発色するで線を入れ、カオリンで白い窓を入れたりで、絵といえるものではありませんが、「自由な心」で焼成後の色合いを考えながら筆を動かすのは、とても楽しい作業でした。

kisetotyawan.jpg

kisetotokuri.jpg

明日は釉掛けと本焼きの窯焚きに入りたいと思っています。
井戸茶碗のテストが何点か入ります。井戸茶碗用の釉薬も三種類調合しましたが、井戸茶碗は素焼きしないで、そのまま釉を掛けます(生掛け)。
三種類の釉薬の結果を見て、次々回の窯は井戸茶碗が中心の窯焚きにしたいと思っています。

今日、車で個展の時に使う額などを買い物に行ったのですが、途中「こいのぼり」が大量になびく光景を住宅街で見かけ、「なんだ?」と思い、携帯で撮影しました。
地方では、こいのぼりが大量に川沿いに、なびいている光景を見かけますが、これは住宅街の広場でした。

060430_1549~03.jpg
posted by 丸山 陶李 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

2006年04月29日

素焼きと収穫

ただいま素焼き中。
素焼きしながら、庭のハーブを収穫しサラダで食べてみる事にした。
今日は得意のギョーザを作ったので、サラダと餃子で夕食。

私、餃子屋さんもできると思うくらい、自作餃子は自信あるんです(笑)。
皮も自分で作ってましたが、今は「モランボン」の餃子の皮(大判)が美味しいので、それで包んでいます。

昨日、ブログで紹介した「ロケット」はサラダでもおいしい。
「チャービル」これは、私の嫌いな味だったので、もうサラダにしない。
「スープセロリ」セロリと同じ味。名前とおりスープでも美味しそう。
「クレソン」ビーフステーキの付け合せに、よく登場するけどサラダでもおいしかった。

自分で栽培したハーブが口にできるのは楽しい。
植えた苗木も、サクランボとかリンゴの「王林」とか、ブルーベリーとか、
「ユズ」「スダチ」など食卓で楽しめるものが、ほとんど。
札幌で毎年収穫していた葡萄の「巨峰」も、こちらで苗木が手に入ったら、育てたいな。
収穫できる楽しみって特別。

そういえば、料理と陶芸って似てると思うことが、たくさんある。

収穫したハーブのサラダと餃子。もちろんお皿は自作。
周りの田んぼでは、ただいまカエルの大合唱が聴こえています。

DSCF0607.jpg

DSCF0612.jpg
posted by 丸山 陶李 at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2006年04月28日

黄瀬戸

昨日、轆轤挽きした黄瀬戸の作品を天日で干しているところです。

kiseto.jpg

黄瀬戸は自由に楽しんで紋様を入れました。
自由に楽しむ!これは創作意欲も掻き立てられます。
決まりごとなど無視。
やりたいように、思いのままに紋様を入れました。

その紋様の中に、余生風コラムで読んだ「カナヘビに喰われた蝶」を入れてあげました。
(余生風コラムは、このブログの「お気に入りブログ」にリンクしてあります)。

この画像では「蝶」は写っていませんが、昨日轆轤挽きした黄瀬戸の作品には全部「蝶」が、どこかに入っているんです。

庭のハーブが育って「ロケット」が花を咲かせています。
なんと「十字架」の白い花。

rocket.jpg

苗木を植えた「ハナミズキ」も満開。

hanamizuki-428.jpg

札幌の庭から持ってきた「ブルーベリー」は下向きのベルのような白い花をつけてくれました。

blueberry.jpg

明日は素焼き。
posted by 丸山 陶李 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

2006年04月27日

轆轤で決める!

井戸茶碗。
いよいよ、次回の窯に入れるため、土を調合し釉薬を調合し
さらに、新しい試みとして、轆轤挽きした時に、成形のすべてが決まるように、
高台周りも、轆轤挽きした直後に削ってみた。

韓国に研修に行った時、誰もが感じたことだったが
韓国の陶芸家の使っている土は、ホント固い。
菊練りなどせず、床に叩きつけて、可塑性を増し、そのまま轆轤に設置するのが韓国風であった。

その固い土を5キロも菊練りしようとしたら、しんどかった思い出が。

千漢鳳先生の使っている土も固い。
柳孝雄先生の土も固い。

そこがヒント!

轆轤挽き直後に高台周りを削るには、土もある程度固くないとグニャグニャして削れない。固い土は、この作業にはうってつけなのだ。

先日ブログに書いた「井戸茶碗一考察(続)」で、小林東五氏が指摘している、「轆轤挽きの直後に高台周りを削ったのではないか?」という説に共感したから、私も試してみた。

なによりも、やってみて思ったことは、
合理的!ということだった。

従来のように、茶碗を轆轤挽きし、乾燥状態を見ながら、茶碗をひっくり返して高台周りや高台を削らなくとも、「轆轤で決まる!」のである。
合理的な上に、轆轤の動きがつながり、一発で削りを決めるので茶碗全体の動きが良いことも見逃せない。

あいにく、今日挽いた井戸茶碗、写真を撮影する前に倒してしまい、やり直しとなったが、この感触は、とても良いと思っているし、よい練習になった。今後に生かしたい。というか、明日もこの方法で井戸茶碗の成形をしよう。

画像は、轆轤挽き直後に高台周りをカンナで一削りし、糸切りした茶碗たちと高台周りです。

DSCF0584.jpg

DSCF0588.jpg

あ!今日、もう一つ個展を入れました。
12月4日(月)〜9(土)
東京・東大赤門前本郷美術骨董館「Cafe & Gallery BONART」
カフェがあり、二階は骨董屋さんというシチュエーションでの個展です。

壁面を有効に使いたいので、陶板など壁に展示できるものも制作して行く予定です。
posted by 丸山 陶李 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 井戸茶碗

2006年04月26日

タンポポ

image/touri-2006-04-26T18:10:17-1.jpg

東京に用事でドライブ。
新宿の駐車場のタンポポが種になっていた。

携帯から初投稿したけど、タンポポがタンボボになっていたので
訂正しました(笑)。
posted by 丸山 陶李 at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) |

2006年04月25日

不純物の味

昔の陶工は、土から不純物を取り除き、「良い土」にしようと労を重ねた。

現在、私は昔のような土にするには、精製された粘土に何を加えたら良いか?で、あれこれ試行錯誤したりする。
「良い土」すぎて困るのが精製された土。
このパラドックスで苦労するのは、なんとも歯がゆいと思う。

山から掘った土を、そのまま使いたいなぁと思う。
どこかに土を掘らせてくれるところがないか、そのうち取手近辺を探索してみよう、と思う。

茶碗の土の準備。
精製された土に山砂を加えるため、山砂を篩いに通し、大粒のものはハネル。左側の細かい砂を粘土に混ぜた。

suna.jpg

土が柔らかすぎる。
この柔らかさでは、ロクロの上で高台周りを削れなかったので、少々アーチ型にして乾燥しているところ。
井戸茶碗・・・ロクロを挽いた直後に高台をロクロ上で削るつもり。

tutikannso.jpg

今日は、テスト用の釉薬の調合もした。
だけど昔の長石にも土灰も、当時使われてたものは、今日と違う。きっと精製されてない不純物のもたらす効果があったはずだと思う。
近づけるために、私は釉薬にも不純物をわざわざ入れてみることにした。

結果が出るのが少々怖い・・というのが本音。さて今回はどうなるかなぁ。



posted by 丸山 陶李 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2006年04月24日

念ずれば通じる

t16.jpg

母の納骨の日、天気にも恵まれ
母の好きだった、ブルーと白の花を墓前に捧げ
カトリック御殿場教会の神父様の司式で無事に納骨式が済みました。

カトリック御殿場教会は、ハンセン病の複生病院でもミサを捧げているという教会ですが、納骨式にいらしてくださったマリオ・ビアンキン神父様(ミラノ会)のお話では、純和風で建築された建物で、漆をふんだんに用い、ミサの時使用されるカリスやパテナは、すべて陶器だと言う事でした。
「機会があれば、是非見に来てください」との神父様がおっしゃってくださったので、そのうち是非伺いたいと思っています。

omidou3.jpg

今日は陶李塾の日。
塾生さんに今日制作したいものを考えてくるようお話したおいたので、早速制作。三島手の中皿(直径約20p)を二枚制作していただきました。

陶李塾では一定のカリキュラムはありません。
作りたいと思うものを作っていきます。
「念ずれば通じる」ではありませんが、「作りたい」という気持ちがあれば技術は、後からついてきてくれるものです。

以前、札幌の陶房に札幌交響楽団の主席ビオラ奏者のカリカリさん(ニックネーム)がロクロを挽きたいと訪問してくださった時も、「いらっしゃるまでに、何を作りたいのか考えてくる、イメージしてくることが条件です」と伝え、はじめて電動ロクロに挑戦していただいたのですが、一回で見事「袋物(ふくろもの)」の「徳利」を挽いていかれました。

通常の陶芸教室などでは、「手びねり」から始まり、最後のカリキュラムが難しいと言われる「袋物」となるのですが、「作りたい」という気持ちと「イメージング」そして、土のこね方から制作までの段階を一通り私が行い見ていただくことによって、できることは実証済みなので、今日もなんでも作りたいものを考えていただいておいたのです。

見事、形も美しい中皿(直径20p前後の皿は、かなり難しいと言われる部類です)を二枚挽かれました。

私が、見本に制作した一枚をドライヤーで乾燥させ、印花の押し方や白化粧土の埋め込みなでも体験していただきました。いよいよ来週は今日挽いた二枚の中皿に印花し白化粧していただきます。そして次週制作したいものは・・・「井戸茶碗!」ということでしたので、私も井戸茶碗に使う土など調合し準備したいとおもっております。

陶李塾の途中、陶李会の茨城支部長をお引受いただいている一色様が突然訪問され、驚きましたが、塾生さんと一緒に、お茶をいただき楽しいひとときを持つことができました。

さて、今週は井戸茶碗のテストを次の窯にいれたいので、茶碗挽きに入ります。
posted by 丸山 陶李 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

2006年04月21日

骨壷雑感

今の仕事に一段落をつけて、陶房も掃除した。

明日は、昨年九月に亡くなった母の納骨に御殿場まで行ってきます。
葬祭の時、斎場に用意してある白い磁器の骨壷に納められた母の遺骨。
その後、その骨壷の蓋に、父の意思で、私が上絵つけしてクリスチャンネームと十字架、そして本名を焼き付けた。

今、思うと父から「骨壷」を作っておいてくれと頼まれたのに、生きている時に父母の骨壷を作るのは気がひけ、「そのうちにね」と言葉を濁してしまったが、明日の納骨を前にして、やはり作っておけばよかった・・・と思う。

父の骨壷は生きているうちに作っておこうと思う。
むしろ、父の骨壷というよりも、明日納骨する母の遺骨と一緒に納まるような大きなものを作ったら、よろこんでくれるのかな?と考えたりする。

明日、それとなく父に話してみようと思う。

以前、制作した骨壷。

kotutubo1.jpg

これは、骨壷としてではなく、おそらく別のものを入れて利用されているだろうと、お買い上げになった若い女性を思い起こしている。

札幌個展の時、ご来廊いただいた年配の男性から骨壷の依頼を受け、陶房にも見えて、ご希望やお話も伺ったのだが、結局、自分の骨壷を用意しておくことに抵抗があるらしく、具体的な注文とはならなかった。

その後、何度も札幌個展には毎年いらしてくださったが、骨壷のことはさっぱり話題にならなかった。

骨壷自体、斎場によって大きさがかなり違うし、霊園によっては、骨壷から遺骨をだして墓の中に散骨するところもある。

札幌の斎場では小さ目の骨壷で、棒で砕いて細かくして遺骨を納めていた。
母のお世話になった斎場では、大きめの骨壷で、遺骨も砕くことなく、そのまま納められた。

生きている間、水指などとして骨壷を利用して、死後、自分の選んでおいた骨壷に入ろうという、酔狂な方は、そんなに多くはないとは思うが。


posted by 丸山 陶李 at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 高麗・李朝

2006年04月20日

充実

昨晩は睡眠もたっぷりとれ、天気は荒れ模様だったけど、良いペースで充実した仕事ができました。

昨日からの「ぐい呑」の十字架を彫り出し、新たに40個をロクロ挽きしました。新しいデザインにした、このぐい呑は高台が「星」の形になっています。こじつけですが、「ダビドの星」!のつもり♪

guinomi-tyumon3.jpg

guinomi-tyumon4.jpg

明日は、再び残りのぐい呑の彫り入れと十字架の貼花作業となる予定。

そこで少し時間ができたので、こんな作品を作りました。

ピッチャーですが、大好きな唐草紋の貼花と、母校の白百合の校章と同じ百合の貼花を組み合わせてみました。白百合は聖母マリアを象徴しています。

pot-karakusa1.jpg

次に、今年の桜の思い出を閉じ込めた三島手の作品。
この前の窯焚きの時、新しく作った印花(ハンコ!)を試してみたかったので、思いっきり三島手です♪

sakura-sara1.jpg

30p弱の大きさです。焼成したら27〜28cmくらいになります。
桜を型抜きし、透かしにしてあります。
型抜きした桜の花も利用。貼花してみました。

横からみた画像。

sakura-sara2.jpg

posted by 丸山 陶李 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

2006年04月19日

やっと決まった

いろいろ試行錯誤した末、やっと「ぐい呑」のデザインが決まり、彫りいれの作業で一つのぐい呑に時間がかかるのですが、これで決定です。

彫りいれは、この前の試作で、まっすぐ縦に鎬(しのぎ)を入れたものを作りましたが(これです ↓)、

guinomi-tyumon-b1.jpg

復活祭も過ぎ、聖霊降臨を迎えることから、鎬の模様を「聖霊の炎」をイメージし「斜め」に入れました。

guinomi-tyumon1.jpg

昨日、ロクロで挽いたものに、すべて彫りいれと十字架の貼花が終わり、白化粧し終えました。

guinomi-tyumon2.jpg

明日は、またロクロ挽きして残りのぐい呑をやろうと思います。

大きさも小さくしました。
(画像だけでは、なかなか大きさはわかりませんよね。)


取手の陶房は、神棚がある家なのですが、その神棚には、私の作った大壷が三つ飾ってあるんです。
それを見つけた今日の来客は・・・
「うぉぉ!! 神棚を、こう使うとわぁ!おい、見てみろぉぉ」
と、お二人連れだったので、もう一人の人を呼んで、
神棚を指差し笑われました。

神道の皆さんが見たら、唖然とするのかもしれないですけど・・・
なんというか、壷を置く場所がなくて、
「いいところを見つけた!」
と思ったのが神棚だったわけです(笑)。

kamidana.jpg

posted by 丸山 陶李 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品