2006年01月31日

光そして土

取手はN●●の局舎から遠いためADSLでネット徘徊していると、画像のDLがカクカク・・・という状態。

サイト更新作業中や、ひどいのはインターネットでバンキング決済をしている時に回線が途切れて、元の木阿弥となることなどもあり、光ファイバーに移行を決定したのは、昨年の暮。札幌から移転してきてすぐだった。

ようやく今日、光ファイバーが開通したが、上り・下り共に30Mbpsくらいしかでてない(#/__)/ドテ

まぁ、様子をみてみますけど、ADSLの時よりは速度は上がっているけど、これで安定していれば問題なし。

土が届いた。
土堀りさんの会社も経営者が代わった。
今の様子を従業員の方が手紙に書いて知らせてくれたけれど、
「いつまでも社長(故・熊谷さん)の愛した陶芸家のための熊谷陶料であります様に社長が見守ってくれる事を信じて!!」
と最後に書かれていた。

手紙を読みながら、亡き熊谷さんの人柄に触れた思い出が私の中からこみあげてきて、とてもとても淋しくなった。

いつか世を去ることは必然である。「90歳を過ぎているから早く会いにいらっしゃい」とおっしゃって、札幌から熊谷さんの仕事場へフェリーに乗り伺ったが、奥様や従業員の皆さん、何よりも熊谷さん自身の話から私が得たものは大きかった。そして暖かかった。愛を感じた。

今、従業員の方から頂いたお手紙を拝見しながら、言葉で表せない虚無感、喪失感を味わっている。熊谷さん、本当にありがとう。。。

訪問した時の懐かしい写真をアップ。

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posted by 丸山 陶李 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸・個展関連

陶李徒然草からブログへ

長い間、日記を書いてきたけどブログに変更しました。
今年一月分からをブログにコピペして閲覧できるようにしましたが、皆様からのコメントすべてを移行するのもしんどかったので、昨日からのコメントのみ移行させていただきました。

今までの「感想」と同じように「コメント」(記事の下にあります)というところをクリックしていただくと投稿画面になりますので、今までのように折に触れ、コメントを残していただけたら嬉しいです。

ブログをカスタマイズするのに時間をとられ、また陶李徒然草からの文章の移行などにも時間がかかり、もう31日になってしましました(汗)

このブログの中にも、「INFORMATION」「WORKS」「LINKS」などとりつけてありますので、そちらも時々覗いてみてくださいね♪

トラックバックやRSSも、どうぞ宜しくお願い致します♪

今日の画像は犬の散歩道となっている近所の川にある水門です。柳田昭氏が、「水門」という作品を描かれていますが、茨城県下館市にお住いの柳田氏の近所にも、こういう稲里の光景があるんだなぁ。。。と氏の作品を思い出して撮影したものです。

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posted by 丸山 陶李 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢は枯野を

2006年01月30日

作務衣

以前、ラジオのインタビューに出演してくれという依頼があった時、テーマは「陶芸家はなぜ作務衣を着るの?」ということだった。

私の場合たまたま作務衣を持っていて(アルバイトしていた時に制服だったのが作務衣)汚れがついても洗濯しやすいし、ちょっとした防寒にもなるので仕事着として利用している。

三日ほど前、夕食の支度をしなくちゃ!と仕事に一区切りつけてスッピン作務衣姿でスーパーに買出しに急いだ。着替えるのも面倒だし、帰宅後まだ仕事しなくちゃならなかったから。

札幌で作務衣を着て外に出ても、違和感を感じることはなかったけど、取手では全く違うのだ。とにかく、ジロジロ見られること。ぁ!さげすむような見方でジロジロ見るのではないのですよ。興味津々という感じで見られるのです(汗)。

あまりに人の視線を痛く感じるので、作務衣がそんなに珍しいのかなぁ?と不思議に思ったくらいでした。

さてと、今日はやっと注文制作に一区切りつきました。
ポットは4つのうち、納品するのは2つ。
ぐい呑は80個のうち、50個です。
パン皿は2枚のうち、1枚。
リスクの多い仕事です・・・(苦)。

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posted by 丸山 陶李 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢は枯野を

注文制作

ぐい呑みは、轆轤の基本練習にもよく作らされるし、テストピース用にもこの小さな器は利用されると思うのだが、注文となると納品までのリスクを考えて余分に挽かなければならない。50個の注文に対して80個挽いた。

以前、鯉江良二氏のレクチャーに参加した時、「100個もぐい呑み挽いていると飽きてきちゃうのよね」とおっしゃっていたが、轆轤挽きもさることながら、今日80個のぐい呑みの高台を削っていて、ため息がでました。なんて言っても腰がしんどい。

前かがみの姿勢で削っていると30分もすると腰が痛くて小休止。そんなこんなで削り上げ、十字紋を刻みサインを入れ、化粧掛けをしましたが、

ぐい呑みとセットのポット大小二個と、パン皿の注文なので、そちらの轆轤成形した後の乾燥具合も気になりながら、取っ手をつけたり、模様を入れたりと一日中、時間に追われてしまった。

一段落ついたら、もうこんな時間。
明日も、十字架の削り出し作業が待っている。。。

この注文制作が終わったら、いよいよ9月の個展に向けての作品制作にとりかかるつもり。土も必要なものを今日すべて注文し終えたので届く頃には、個展の作品制作だなぁ。ワクワクするひととき。

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posted by 丸山 陶李 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

竹炭

自分の無知で、もったいないことをしてしまうことがある。
二年ほど前、陶李会の方から「個展の時に使うならもっと送ります」との言葉を添えてご自分で焼いたという「竹炭」が送られてきた。

その当時、私は「竹炭」というものの利用方法を全く知らなかったので、個展の時使うってどうやって使うのだろう?と首をかしげて、送ってくださった方にも「どのように使えば良いか、教えてください」とメールで問い合わせたのだった。

呆れられたのか、メールの返信はなかったので、結局使わずに送ってくださった箱ごとしまって忘れてしまった(恩知らず!)

取手に移転して、井戸水がよくないので、浄水器や滅菌効果のあるフィルターなど試しているが、おとといスーパーの雑貨コーナーで「竹炭」が4本入って200円というものが置いてあり、説明を読んでみた。

ははぁ〜ん。これで水が良くなるかもしれないし、ご飯も美味しく戴けるかもしれない。

で、早速購入して説明書どおり水から竹炭を煮沸消毒した後、飲料水のタンクに三本、ご飯を炊く炊飯器に一本入れて炊いてみた。

お水も美味しくなるし、ご飯も炊飯後残っても竹炭を入れたままにしておくと臭くならない。昔からの知恵は侮れないと、つくづく思う。

二年前、送ってくださった竹炭はもったいないことをしたけれど、取手に来なかったら、こういう工夫をしてみることはしなかったと思う。すべてに時があるってことかなぁ。

今日は、注文の制作で轆轤挽きばかり。腰が痛い。
画像は、竹炭と今日の仕事の一こま。

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posted by 丸山 陶李 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢は枯野を

母の遺言

父が母の遺品を全部、私に「持っていけ」と言う。
収納しきれないガラクタが、裏庭に積んである状態の取手の陶房。
それでも、父の気持ちを考えたら、母の遺品は私のところにあれば安心なのだろうと思う。少しずつしか持ち帰らない私に、「欲がない」と父は言うけれど、
私にとって母の思い出は遺品のみならず、脳裏に深く焼き付いているし、
大学の頃、母が縫ってくれたワンピースなどは捨てられず派手で着られなくなっている今でも、私のクローゼットに残っている。

先日、父が母の遺品を整理している時に大切に保管されている手紙が出てきた。
その中に私の初個展の際、ご来廊いただいた皆様にお配りしたパンフレットがあった。

そのパンフレットと共に、メモ用紙に母の走り書きが書いてあり、挟まれていた。

『どのような道を
 どのように歩くとも
 いのちいっぱいに
 生きればいい』 相田みつを

母の思いを感じて、私はこの言葉を母の遺言として胸に刻んだ。

そして今日は、この言葉を反芻しながら、私は十字架を刻んだ。
茶碗の中に・・・。

今日の仕事の画像を二枚アップ。

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posted by 丸山 陶李 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢は枯野を

札幌の土100%の酒器

そのようなワケで(どのようなワケだ?)
下水道工事の際に頂戴してきた土を乾燥・粉砕・篩い通しなどをして
作品の土としてきたわけですが、

今日、紹介する徳利とぐい呑みは、札幌の土単身(たんみ)で焼成したものです。
粘土の層により土の種類が違ってくるのですが、この徳利とぐい呑みに使用した土は
掘った時から白(グレー)でした。
そして、ネットリとして大変きめの細かい粒子の土でした。

何も手を加えずに、そのまま堀りあげてきた土を菊練りし、轆轤にバン!と乗せ、いきなり轆轤を挽いて成形しました。土は原土単身で利用できるに越したことはありません。可塑性が足りなかったりすると木節粘土を加えて調整したりするのですが、この白い札幌の土は可塑性も十分ありました。

下水道工事をしている人が、「ホントにこの土で焼けるのぉ?」と不信そうなので、私は、工事が終わるまでに焼成し作品を見てもらおうと仕事を急ぎました。
結果、乾燥を急いだため、当然というか十分乾燥して窯に入れなかったため、底割れしてしまったのですが、まぁ、テストピースだと思えばいいかな、と思い、ワラ灰釉(自家調合)をかけてテスト用の電気窯で焼成しました。

自作を賞賛するのは、気がひけるのですが、土味が良いですよね♪
下水道工事をしていた皆さんにお見せしたところ、ビックリなさってました。

ちなみにこの徳利とぐい呑みも還元焼成です。わたしは酸化焼成された作品は、あまり好きではないです。通常、酸化焼成で焼くと思われているものでも、昔は薪の窯の中で、純粋に酸化のみで焼成されているわけではなく、炎は曇りと晴れを繰り返して酸化状態だったり還元状態だったりしたのですよね、これは薪窯を焚くとよくわかることです。

札幌の陶房で調合した釉薬の中で、酸化焼成用のものがいくつもあったのですが、今後再び調合して焼くつもりはありません。
写真の二枚目は酸化焼成でしか焼けない自家調合の「まりも釉」です。
北海道のマリモにちなんで命名した名前です。

札幌で個展の際に、下水道工事の土を頂いている私を見ていた町内会長の奥様が、ご来廊されて、「あのぉ〜・・下水道工事の時に頂いていた土で作った作品はどれですかぁ??すみません・・・」と遠慮がちに聞かれたので、

「白梅十字紋茶碗」をはじめとして、下水道工事の土で制作した粉引茶碗などを、ご案内したところ、「え!え!え〜っ!これが、あの土でできているんですか?はぁ。。。」とため息をついていらっしゃいました。

たしかに、轆轤を挽いている時は、ドブの臭いがしましたけど(笑)。

そんなこんなで(どんなだ?)
今日は三島手の茶碗を轆轤挽きいたしました。

今日この頃の悩み・・・
近くの龍ヶ崎というところと、青山に茶道の先生がいらっしゃるんですけどね、
近場にするか、電車で通うか(青山好き!)迷うところなのです。
東京の夏に着物きて通うようなズク(長野弁で根性!)ないし。
茶道は続けたいので、悩む・・・悩む。

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posted by 丸山 陶李 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

白梅十字紋茶碗

札幌の陶房の近くで下水道工事があった時
毎日、深く掘り下げられる道路を見に行き
粘土層がでてきたら土をいただこうと思っていた。

やはり出てきた!
札幌の陶房の辺りは、低い土地で山の方から流れてくる水で床上浸水をしたこともあると、近所の方から聞いていた。
・・・つまりそれは、地層に粘土層があるからなかなか浸水していかないわけで。

庭の草花も粘土層があるためか水はけが悪く、腐葉土を購入して苗を植え付けたりしたものだった。

そして下水道工事でいただいてきた土で、作品を制作した。
もう手元には一点も残っていないので、今思うと残念。一つくらい残しておけばよかったと思うのだが。

札幌の土で焼いた茶碗「白梅十字紋茶碗」がそれである。
これは鉄分を含んだ赤土で焼成したもの。

先日、後援会陶李会に入ってくださったからから、この茶碗が是非欲しいと、お問い合わせがあった。近々、土は違うけれども、同じデザインの茶碗も挽いてみようと思っている。

粘土層のなかでも、白い粘土で、かなりねっとりして単身で利用できるものが少々でてきた。それで徳利とぐい呑みを挽いて焼成したものは、手元に残っている。
明日でも写真を撮影してアップしてみよう♪

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posted by 丸山 陶李 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

陶李雪割志野一輪挿

北海道の情景を作品にしたものが、また見つかった。
このサイトのトップページでも紹介している「陶李雪割志野」の一輪挿しです。

厚く積もった雪を大地の熱が融かして圧雪にヒビが入ってくると春が近い印です。
その光景を作品にしたものを発表した時、ネットで見てくださった方が
「陶李雪割志野」と名づけてくれたものです。

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posted by 丸山 陶李 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作過程・窯出し作品

そういえば・・・

昨日「生命の木」について書きましたけど
札幌個展(中島公園パークホテルのパークギャラリー)での画像が見つかりました。

それで思い出したんですが、
「生命の木」について、ご来廊のお客様(ご婦人)に北海道の大地と自然に触発され、こんな思いで制作しましたと、昨日書いたようなことをお話したところ、ポロポロと涙をこぼされて、一週間の会期中に二回も来てくださったんです。
『もう一度「生命の木」を見たい』と、おっしゃって。

そのご婦人は、多分想像ですが、ご自分の生きてきた(北海道の大地で)中で出会った思い出などを、この作品と私の話の中に感情移入なさったのではないかと思ったのです。

個展で出会う多くの方の中で、お求めいただいた作品と共に過ごされた時間、傍にあった作品に語りかけ、慰められたという話を聞くこともあり、作者の手元を離れた作品が、一人歩きして、お客様と時間を共有しているのを知るのは嬉しくもあり、また感動させられることも度々あります。

離れて行った作品が、今どのように、お客様との時間を共有しているのか、知らせていただければ嬉しいことです。

では、再度、個展の会場で撮影した「生命の木」の画像をアップします。

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posted by 丸山 陶李 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢は枯野を